おしゃれで包むのは心 ページ23
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銀時「だからぁ！！
誤解だって言ってんだろ！？
こいつが先に手ぇ握ってきたんだって」
銀時は、腫れた頬を抑えながら
神楽と新八を睨む
どうしてああなったのか、
なにがあったのか
事細かく話しても
新八も神楽も冷めた目で見つめるだけだ
銀時「なんだよ、さっきからその目！！！
信じろよ！信じてくれよ！！！
Aからも言ってやってくれ！」
神楽「A、本当はどっちアルか
銀ちゃん、悪くないアルか」
Aはうーんと考えて
ふと、さっきまでのニヤリ顔の銀時を思い出す
それにイラっとする
A「全然覚えてない
気付いたら、銀さんに迫られてた」
銀時「なっ、、、てめえ、、、
悪かったって、調子乗って悪かったよ！！」
新八「最低です、銀さん
いくらモテないからって、、
善悪の区別もつかないなんて、、見損ないました」
銀時「うるせぇ！違うったってんだろ！
モテますぅ！銀さんモテますぅ！
お前と一緒にすんな童貞」
新八「な"っ！？、
どどどど童貞関係ねえだろおお！」
そんな男たちのしょうもないやりとりに
神楽はため息をつく
神楽「銀ちゃんにAは近づけられないネ
A、一緒に行くヨロシ」
A「えっ、ああ…うん、、え、どこに、、」
神楽はそのままAの手を引いて
外に出て行った
銀時「はあ、、、、ったく」
新八「本当は、どうなんですか
銀さん、わざと手繋いだんですか」
銀時「ああ？、、、んなわけねえだろ、」
新八「でも、最近、銀さん
Aさんのこと目で追ってるから」
銀時「はっ？
それは、、、あれだよ、、
万事屋になじめてるかなーって
親心だよ」
新八「あぁ、、、そういうことですか」
神楽たちが出て行った万事屋では
男同士でそんな話が繰り広げられていた
銀時は、新八に言われて初めて気がついた
自分がAを追っているということに
とっさに出たあれは嘘だった
あいつを見れば見るほどに暗い闇が見えた
銀時は、ずっとそれが引っかかっていた
誰かが手を引いてやらないと
その闇に引き込まれそうな
そんなギリギリのところをあいつは歩いていた
そんな気がして目が話せなかった
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作者名：おぐら | 作成日時：2019年10月20日 7時
