・ ページ40
平蔵
「ね、それ楽し？」
あまりにも突然現れるので
驚きと恐怖、複雑な気持ちによりAちゃんは黙り込んでしまう
す、と腕を差し出し、貴方を楽しそうに見つめる
「楽しいなら、僕のも切って良いよ。」
切ることに躊躇するAちゃんを早く、と急かす
この躊躇があるのなら、言わずもがな、楽しいわけではないだろう
かたかたと震えるAちゃんをそっと抱き寄せ、刃物を投げ捨てた
放浪者
「そんな事して辛さが消えると言うなら、是非ともやって見たいものだ」
ぱっと刃物を奪い、まじまじと見つめる
少し考えてから、彼は自身の手首を痛めつける
訳が分からない様な顔をしてから、止血しなよ、死ぬよ。とハンカチを渡す
「…何か辛い事？………お前が傷ついてることが、何よりも苦しいよ」
おや、どうやら彼の苦悶の要因は貴方の自傷だった様で。
''僕のこの傷を見て、何か思うことはないか？''
その言動ひとつひとつが、貴方を強く動揺させて。
鍾離
「やめろ、俺はそんな結果を望んでいない」
ぽた、と滴る血を眺めながら、そう呟く
手慣れた様にくるくると包帯を巻く
その間も、鍾離は話すことなく、険しい顔をしている
「…お前がいなくなることは、何よりも怖い」
いっそ、自身が死ぬ方がマシであると、そう思えるほど鍾離はAちゃんを欲していて。
包帯を巻いた場所を苦しそうに見つめて。
タルタリヤ
「おいおい、それで死なれたら困るよ」
刃物を瞬時に奪い、折る。
自分以外がAちゃんを傷つけるなんぞ、許せる筈がない。
ぐつ、と黒い何かが湧いてきて。ぐぐ、と強く傷を押す
「…何？俺も痛いよ。こんなことさせないでよ。俺が大事にしてるAを傷つけないでよ」
ぐるぐると目を回すタルタリヤは何を考えているのか
自分が大切にした物を傷つけられる辛さが反映していて。
綾人
「これはこれは…また派手にやりましたね」
ぼたぼたと垂れる血とそれに対して謝るA。
綾人は何も言わず、Aちゃんを見下ろす
冷たく、怒りを孕んでいるその瞳に酷く怯えてしまって。
「…大切な人が傷つくのを見て、私が何も言わないとでも？」
ここまでする様になる原因を探り、見つけ次第消し去る綾人
そして優しくAちゃんを抱き寄せ、怖くない、怖くない、と呪文の様に何度も唱えて。
___
ねっっっっむ！！
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 677人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
可わ井 - 可蓮さん» ひょわ…こんばんは…！実は私も明日からテストで今もう限界突破してる最中なんですよ(諦めの境地)わ〜！ありがとうございます！！！またしても沢山褒められてしまった…嬉しいです。可蓮様の様な方々が沢山いるからこそ私も頑張れます、本当にありがとうございます！ (2023年2月26日 22時) (
レス) id: f0f06b8e1e (このIDを非表示/違反報告)
可蓮 - キャラ達の反応を上手く表現できているからこそ、可わ井さんの書く作品が素晴らしい魅力に満ちていると思い知らされます。体調に気を付けて、これからも作品を更新していってほしいです。長文失礼いたしました｡ (2023年2月26日 20時) (レス) id: 0f5c173fce (このIDを非表示/違反報告)
可蓮 - 可わ井さん､ご無沙汰しております｡こんばんは｡昨日からテスト三昧で色々辛かったのですが更新分全てまとめて読んだら元気でました!もう三作品目になるのですね…とても早いと感じてしまいますが続編おめでとうございます!リクエストも沢山きていて (2023年2月26日 20時) (レス) id: 0f5c173fce (このIDを非表示/違反報告)
可わ井 - 日向〜ひゅうが〜さん» はわ………とっても嬉しいです…T_Tこちらこ本当にありがとうございます (2023年2月26日 2時) (レス) id: f0f06b8e1e (このIDを非表示/違反報告)
日向〜ひゅうが〜(プロフ) - ひゃ〜！ガイアさん最高過ぎです…( ´ ┓｀)ありがとうございます！！！ (2023年2月26日 2時) (レス) @page46 id: 0250c95a35 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：可わ井 | 作者ホームページ：http://commu.nosv.org/p/maru2525v
作成日時：2023年1月18日 22時
