【第五人格】予言師君はまだ子供〔男主〕 (ページ12)

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I know ページ12

A「無謀だとわかっています。ですが…、僕を助けようとしてくれたのです。

見捨てるわけには行きません…！」

イライ様は少し考えて、こう言いました。

イライ「わかった。なら私は反対側のゲートを開けに行く。

イソップ君はハンターにバレない程度でいいから、念のためハッチを探してもらえるかな？」

イソップ「…わかりました。」

ハンターは、逃すまいと椅子の前で待機しています。

せめて、せめてナワーブ様だけでも…

僕は犠牲になってもいいから…

それぞれやるべき事のために走って行きました。

ゆっくり接近してバレるなら一層の事走ってやりますよ！

A「ナワーブ様！助けに来ました！」

ナワーブ「っ！？バカっ！！何で出なかったんだよ！！」

縄を解き、何とか救出しました

A「僕のせいで貴方は捕まりました。
なので今度は僕がは助けに来ました！」

リッパー「飛んで火に入る夏の虫とはこの事ですね。」

僕は後1発くらうとダウンします。

なら、

A「…攻撃する余裕がなければ、問題ありません！！！」

ガシャンッ！！！

リッパー「っ！！！」

錨型の呪宝はハンターに直撃

スタンしている今がチャンスです。

ナワーブ「ナイスだA！！このまま突っ切るぞ！」

A「はい！！」

イライ様の開けてくださったゲートから何とか脱出、イソップ様も反対側のゲートから出たようです。

ということは…！

A「僕たちの、勝利ですか…？」

ナワーブ「あぁ！！俺たちの完全勝利だ！！！」

大喜びをするナワーブ様。

こちらも自然と笑みがこぼれます。

イライ「長時間のチェイス、怖かっただろう？
だが、お陰で解読も進んだ。

ありがとうA。」

A「い、いえ…！むしろ、お役に立てず…すみません…」

イソップ「…何言ってるんですか、最後の救出で完全勝利になったんですよ。」

ナワーブ「そうだぞ！もうダメかと思ったぜ！

それに見たか？その武器での物理攻撃でスタン食らった時の表情ときたらスカッとした！！w」

イライ「ふふっ、そうか。
それは1度見てみたかったな」

こんな楽しい会話の中、声が発せられているのにもかかわらず、鎖の音が聞こえる。

会話をしているはずなのに、1人だけ、この音に耳を澄ませていた。