総務部のカノジョ７(JW桃)

350_works：pink side ページ50

*

【pink side】




・・・




・・・




先『おーい、小瀧ー。
そろそろ時間ヤバいぞ』

桃『うわっ、ほんまや。
すんません、もうちょいっす』




最近なにかと忙しくて
今日も残業してんねんけど、
先輩に言われて時計見たらもう23時前。




こんな時間まで残業すんの
ほんまはあかんねんけど…。




先『俺先に帰んでー？
小瀧もはよ終わらして帰りや』

桃『うぃっす』




キリのええとこまで出来たから
俺もそろそろ帰る準備しよ。




ﾌﾞﾌﾞｯ ﾌﾞﾌﾞｯ




デスクの上で何度か震えたスマホを覗くと
Aちゃんからのラインやった。




「”今帰ったよ。まだ残業してるかな？
あんまり頑張りすぎんようにね。”」




そういえば今日、流星たちと飲み行くって
連絡来てたっけ…。




その返事もできてへんぐらい
バタバタしてもうてて…。




あー、最悪や。




Aちゃん、流星になんか
されてへんかな…！





真壁さんも一緒やって言うてたし、
まぁ、大丈夫か…。




桃『んーーっ、つかれた…』




背中を背もたれに押し当てて
思い切り伸びをする。





最近Aちゃんと
あんまりちゃんと会えてへんなぁ。




これから会いに…




桃『…いや、やめとこか』




もう23時やもんな。




Aちゃんやって明日も仕事やし、
今から行っても日変わってまうもんな〜。




桃『もーーー、嫌や、会いたい…』




Aちゃんとのトーク画面に
”おやすみ”のスタンプを送り、
終電間近の駅へと急いだ。

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