総務部のカノジョ１(JW桃)

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*




・・・




小瀧さんと並んでエレベーターを待つ。




「…」




な、なんか急に緊張してきた。




私、男性と二人で
食事に行くなんていつぶりやろ…




・・・




・・・




会社の通用口を出て、繁華街へと向かう。




改めてこの状況に自分が一番驚いてる。




…いや、待てよ。




小瀧さん、多分23とか24やろ？




確か入社2年目やし。




め、めちゃめちゃ若いやん！




こんな若い人と二人で何喋るの…？




…いやいや。




若いとはいえ仕事の人や。




大丈夫、仕事の話をしよう…！




仕事の話、そうや、
社内報の話の続きを……




桃『……さん？Aさん？』

「…え！？あ、はい！すみません！」




ついつい考え込み過ぎちゃって、
気づいたらお店の前に立っていた。




大丈夫か私…




桃『ここでいいっすか？』

「あ、はい。
私は全然、どこで、も…？」




目の前にはぼんやりと灯る赤提灯と
年季の入った藍色の暖簾。




いかにもザ・大衆居酒屋、な感じの
老舗っぽい焼き鳥屋さん。




若い人も、こういうとこ来るんや。




ｶﾞﾗｶﾞﾗｶﾞﾗ〜ｯ




店『いらしゃいませ〜！』

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