CS_ もし、吐露し頃と慮る。

_ 部活動〜 ページ3

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他者が自分を理解しようとしないことで、“やはり至高の自分を理解できるのは、最高な自分だけ”、と自身の独占欲が満たされ、同時に他者には理解が及ばないほどに素晴らしいのだ、などと自身のブランドもぐんと上がる。こんな良いことづくめなのだから、彼がその若干マゾヒスティックにもみえる考えを持つのだって仕方のないことではあるだろう。

しかしまあ長ったらしく連ねはしたが、とどのつまりは先程の“あの人を理解するのは自分だけでいい”、この一文が彼から彼へ適応されているというだけである。

他者を見下す姿勢をほぼほぼ隠すこともしない、という点は目に余るものの、自分は素晴らしい存在と自負するだけあって、他人には割と親切であったり気遣い(形だけ)ができたりなど、基本的な部分はしっかりしているよう。
なので、総合としてはそこまで警戒する程の人物でもない。
また、他者の話を「無駄だ」とぶった切ったり、そうして勝手によその話に割り込んでいく輩を「不躾だ」と止めたりはしない為、発言しろと頼まない間は大分静か。凡人の関わり合いには関心がないらしく、基本どこ吹く風で適当に上空か何かを見上げている。
口調の節々に現れる無駄に難しそうな言葉の数々や普段の会話中の意外に理知的な話し方などからもわかるだろうが、彼は別に馬鹿ではない。地頭も良く勉学にも励んでいる為、性格には軽く難はあれど、会話以外での意思疎通に困ることは基本的にはないものと考えていただいて構わない。そんな機会があればだが。

【部活動】帰宅部

部活動に時間を費やす自分も素晴らしく麗しいが、それよりも家に帰って鏡越しに見つめ合う自分の方が何倍も美しい。勉強をしなくても良いのなら、ざっと五時間は潰せる。


【特技】他者の意思の即時理解

彼は彼自身が無駄に飾りの多い喋りをすることや地頭は良いこともあり、口下手だったり多弁だったりする相手の言葉から早い段階で本題を見抜き、さっと状況を把握することができる。あとは、表情から考え得る可能性を色々と引っ張ってきて結びつけて考え、偶に相手が喋り出す前に相手の言わんとしているところを当ててみせたりもする。
元来の感受性も作用してか、察する能力が非常に高い。
尚、彼はそれ以外に特技という特技がない。そんなもの特技には入らない、などとはもし思っても云ってやらないでほしい。
もし話を最短で進めたい場合には、彼の言葉を解読する気力があるのであれば彼を頼ると良いやもしれない。




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