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「なあ…… 本当に俺が囮になるの？」
奏助はクラシカロイド達にもう一度聞いた。
「しつこいわよ、ポンコツ。さっき決めたじゃない？」
そう、それは昨日の朝のことだった。
「ゲゲゲの鬼太郎って……知ってる？」
「………ゲゲゲの…」
「鬼太郎？」
ベトとモツが顔を見合わせた。
「……… 知ってる、…… 妖怪ポストに手紙を出したら…」
「…………カランコロンって…鬼太郎が妖怪退治に来てくれる…… あれのとこ？」
ショパンに続いて歌苗が思い出したように言った。
「知ってるの？姉さん。」
「うん…… でも、……それって都市伝説でしょ？」
「そうだけど………」
奏助の顔が一瞬曇る。
「妖怪退治……ですか…。
では、今浜松で人々が行方不明になっている事件は、すべて妖怪の仕業だというのですか？」
「そんなこと…… 俺だってわかんねえよ……
でもっ、、 バッハさんだって、…歌苗の父さんだって！ どう考えても人間の仕業じゃないだろ！」
「……… たしかに…… ピョン助の言う通り。」
「あ、奏助っす」
「おら達が見たものは…… あんなの人間じゃ考えられねえものだっただ。」
バダとチャイコの言葉に、一同はうーん、と考える。
「まあ……… 仮に妖怪の仕業だったとするわね、でもその鬼太郎っていうのはただの都市伝説なわけでしょ？」
リストの正論に、返す言葉がなくなる。
「っていうかさあ… 鬼太郎っそもそも何なの？」
『鬼太郎とは、日本妖怪の中でも最も強い霊力を持つ、幽霊属の末裔です。』
「………そんなのに任して大丈夫なの……?」
ショパンが心配そうに聞く。
「僕は反対です。そんないるかも分からないものに…… 父さんや母さんを任せておくことなんてできるわけぎない……っ」
「そんなこと言ったってさあっ……、
他に助ける方法なんてあるの？」
しびれを切らした奏助に、今まで黙って聞いていたベトが口を開いた。
「俺たちで助ければいいだけの話だろう？」
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よもぎもち(*´ ∀`) - ありがとうございます！更新がんばりますね^^ (2018年8月2日 15時) (
レス) id: 394eaf948d (このIDを非表示/違反報告)
月光石 - 鬼太郎とクラシカロイドのコラボ凄く面白いです！！！早く続きが見たいです！！！ (2018年8月2日 7時) (レス) id: ee0a1026f0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：よもぎもち(*´ ∀`*) | 作成日時：2018年6月19日 0時
