甘い匂い ページ4
〈Aの家〉
『はぁ……何でいるんですか、この不法侵入』
レト「ついに名前も呼ばなくなったか」
『だってこの下り何回やればいいんですか』
皆さん見て分かる通り、またレトルトさんが勝手に私の家に入って来ました。
レト「まぁ怒らなくてもいいじゃん」
『怒る気力も失せました。』
レト「そっか〜、あれ？」
『何ですか』
いきなり私の近くまで詰め寄るレトルトさん。
そして服の匂いを嗅いできた。
『ひぃ、なんなんですか？！』
レト「いや……いつもと匂いが違う気がして」
ひっ、この人ちょっと隣通っただけで服の匂いが変わったの分かるの？！流石はヤンデレのレトルトさん…
『んー…あ、服に使うフレグランス変えたのでそれが原因かもしれません』
レト「へぇ、いい匂い」
『でもこれミントとか柑橘系の香りで、私が好きなのは甘い匂いのものなんです』
レト「じゃあさ……俺が甘い匂いにしたげる。」
『本当ですか！？』
レト「うん、俺とAちゃんじゃなきゃ作れない匂いで〜」
何か企んでいる笑みで私の首の後ろに手をかける。そして、
レト「今までにないくらいすっごい甘い、禁断の匂いを、ね」
と言い、私の顔をグッと近づけた。
『ま、待ってください』
レト「おっと、甘いのを求めたのはそっちだから。拒否権はないで？」
私の唇を指でなぞると、顎を持ち上げキスを落とした。
キスをした事がない訳ではないが、ここまで長いものは中々経験した事がなかったため、思わせぶりな声を出してしまう。
『んっ…ぅ』
レト「これでもうこんなじゃ、甘い匂いはつけられないなぁ〜
どうする？やめる？」
この言葉を聞いた時に、甘い匂いも、レトルトさんも欲しいという想いが素直に口を動かし、
『嫌…やめたくない、です』
と言っていた。
レト「よく言えました。ちなみにこの匂いは俺不足になると消えちゃうから、甘いの欲しかったらいつでも呼んで？」
『呼ばなくてもっ、来るくせにッ』
甘い匂いとレトルトさんを求めて。
これからもこの罠に溺れていくのだろうか。
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
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バナナフロート - ☆TRICK☆さん» たまにそっちのコメ欄もお邪魔するね！ (2019年5月11日 14時) (
レス) id: 4fd0a6807d (このIDを非表示/違反報告)
バナナフロート - ☆TRICK☆さん» 久しぶり〜！！ありがとう(*≧∀≦*)そっちも頑張ってや〜 (2019年5月11日 14時) (レス) id: 4fd0a6807d (このIDを非表示/違反報告)
☆TRICK☆(プロフ) - バナナフロートさん» 凄いｯ……！更新頑張ってね！ (2019年5月11日 13時) (レス) id: 75a0db6355 (このIDを非表示/違反報告)
バナナフロート - リゼさん» ありがとうございますm(_ _)mいつか本当に古参になる日まで、首を長くしてお待ちください！！ (2019年5月4日 22時) (レス) id: 4fd0a6807d (このIDを非表示/違反報告)
リゼ - さてと、今のうちに古参アピールしとくk(( (2019年5月4日 22時) (レス) id: 2d25ac8d1b (このIDを非表示/違反報告)
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