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学校から帰って、家に入った時。玄関に僕では無い誰かの靴があることに気が付いた。見覚えのある、シンプルな白い靴。まさかと思った。物音がする寝室。鞄投げ捨てて走った。
「言ったじゃん。そのまんま僕で気持ちよくなっちゃいなよ。」
Aヌナの上に馬乗りしてる、ジミンさん。
頭が狂いそうになった。僕ですらまだ見れていないその姿。Aヌナは今襲われている。心より体が動いて、何も考えずにジミンさんを突き飛ばした。
いや、突き飛ばしたみたいな可愛い表現では無い。
吹っ飛ばした、の方が正しいのかもしれない。壁に頭をぶつけたジミンさん。
もうそれですらどうでも良かった。視界に映るのはAヌナだった。泣いてはなかったが、とりあえず今頭の中で今起こったことを整理してる感じ。ぼーっとしながら倒れたジミンさんと僕を交互に見渡していた。
「なに、してんの、」
そう呟いて、Aヌナを抱きしめた。正直抱きしめるよりもジミンさんを殴りたかった。
勝手に家の中に入った挙句。僕のモノを取ろうとした。ガチめに死ねって言おうかと思った。でもこれ以上暴れたらAさんが恐がってしまうから。
『……ジョ、ングク、さん…』
やっと理解したのか、弱々しく僕の名を呼ぶAヌナ。
その姿があまりにも愛おしくて、同時にジミンさんへの殺意がまた湧き上がってきて。
「いってえー……手加減ねえじゃん…」
「…ジミンさん、犯罪ですよ、マジで。」
「案外冷静だね、ジョングガ」
「それ以上近付いたら殴ります。僕の家から今すぐ出て行かなかったら殴ります。」
「もー、しょうがないなぁ。じゃあね、Aさん。また今度」
「今度とか無いですから。」
うるさいなぁと髪を掻きあげたジミンさん。その表情は何処か面白そうで。
こいつ頭おかしいんじゃねえのって思った。女遊びがとんでもない人だというのはわかってたけど、まさかここまでとは。
がちゃり。扉が閉まる音がした。
「……なにされたの？」
答えなかった。黙って、怯えた目で僕を見るAヌナ。
嗚呼、分かってないんだね。
僕、Aヌナのこと大好きなんだよ。
『……っひ、』
明らかに付いてる歯型。絶対ジミンさんじゃん。そう思って舐めて、噛み付いた。
僕のAヌナ。
汚される前に、僕が汚しておかなきゃ。
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たまのんち - ジンさんメインのお話書いて欲しいです…。いきなりすいません！いつきさんの作品大好きです、ファイティン！ (2019年7月23日 9時) (
レス) id: 11b0bd599c (このIDを非表示/違反報告)
ユ ウ(プロフ) - 今回も人間味深い話でした。。次回ジミンちゃんの恋が実る話を期待しても良いですか…？ (2019年7月14日 23時) (レス) id: 0fa0ce548c (このIDを非表示/違反報告)
ゆう(かなりのグクテテユンギペン) - もう最＆高しか言いようがない！です！ (2019年7月6日 21時) (レス) id: 60bba2aec4 (このIDを非表示/違反報告)
バブみ。(プロフ) - この物語大好きです！その後とか見たいです！これからも頑張ってください！応援しています！ (2019年7月6日 18時) (レス) id: 3a95b17b6c (このIDを非表示/違反報告)
バブみ。(プロフ) - この物語大好きです！ (2019年7月6日 18時) (レス) id: 3a95b17b6c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：いつき
x他2人 | 作成日時：2019年2月11日 12時
