小さな幽霊達に狙われてます【浦島坂田船】

じゅういちわ ページ12

Aside

「……30分くらいしたら迎えに来ますね」


私は忘れていた

うらたさんも志麻くんも坂田さんもセンラさんも

いくら可愛くても男だということを

私も年頃の女子なわけで気になることは気になる


皆さんの服の代わりとして用意した昔ままごとに使ったパーカーを用意してその場をそそくさと離れる。


さぁ、どうやって時間を潰すか……



うらたside

う「お前ら風呂くらいは大人しく出来ないわけ？」

俺、うらたは目の前ではしゃぐ3人を目の前に声を上げる

そうすると3人はこちらに目を向ける


志「えー、しゃーないなー」

坂「むー…風呂が広い久しぶりなんに…」

セ「しゃーないですよ、うらたんお風呂大好きですし」


なんて口々に言ってくるこいつらに心の中でため息をつきながら


う「てか、Aのこと、どうやって落とすわけ？」


久しぶりのAがいない時間に作戦を立てようと口を開く

すると志麻くんがニヤリと笑って答える


志「俺はお前らが寝てる間に敬語外して貰えたわ」


という爆弾を落としていく

……はぁ？


坂「何それ！まーしぃずるい！」

セ「ほんまですわ…センラ達が寝てるのをいいことに」

志「寝てたんが悪いんやろ、Aに志麻くん呼びされとるんやで？いいやろ？」


そうドヤ顔で言ってくる志麻くんに苛立ちしか覚えない


う「うわぁ…俺も後で頼んでみよ」

坂「いいなうらさん！俺も言ってみよ」

志「はー？お前らは敬語でいいやろ」

セ「それならセンラも頼んでみますわ」


なんて小さなことで争う俺ら

A関係だから仕方の無いことだろう

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