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いちわ ページ2

Aside

『Trick or Treat!』

そんな声が街に響く

仮装した子供たちが街を駆け回る

そう、今日はハロウィンなのだ

気分が浮いているのは私も例外ではなくちょっとした仮装なんかもして街に遊びに来ていたのだ


友達と別れたあとも上がった気持ちは残っていて
ハロウィンを謳歌していたはずだ

家の鍵を開けるその時まで

「ふぅ……ただいまー」

誰から帰ってくるでもない挨拶をして靴を脱ぐ

それが私の習慣……けれど今日は

?「お、帰ってきたんじゃね?」

……え?

「……だ、誰っ……」

途端に浮かれた気分など消え恐怖心が脳を支配する

恐る恐る中に入るも何処にも人影はなく

思いあったのは『幽霊』という可能性

?「おい、ここだよ」

ふと足元から声がする

覚悟を決めて下を見てみると

?「あ!やっとこっちみたやん」

?「もー……全然見てくれんから疲れたんやけど」

?「まぁまぁ……とりあえず困ってはりますけど」

……なにこれ…

「……だれ、ですか?」

口から自然とこぼれ落ちる疑問

すると色とりどりの瞳がこちらに向く

?「あー……自己紹介からかよ…取り敢えずテーブルとかに乗せてくんね?」

「あ……はい」

思わず敬語になってしまったが指示通り4人をテーブルに乗せる


?「よし、じゃあ俺からな。俺はうらた。見ての通り幽霊な。ルシファーってやつ、次志麻くんね」

?「はいはい、俺は志麻、アーミーゾンビって言う種族やね」

?「次は僕な!僕は坂田。種族は賢者、よろしくな」

?「俺はセンラっていいます。種族は僵尸。よろしくお願いします」

う「で、お前は?」

「えっ……と、秋月A。です」

「あの……皆さんはなんでここに」

自分の名前を言ったあとにずっと疑問に思っていたことを言う

するとうらたさんが妖しげに笑い答える

う「俺ら、お前のこと倒しに来たから」

志「すぐ倒したるから逃げんといてな?」

坂「そうそう、逃げたらイタズラしちゃうからね?」

セ「すぐ倒れんように頑張ってな?」


と、目の前で不思議な宣言をしてくる4人。

倒す……たおす……

ダメだ、実感がわかなすぎる

だって皆さん

「手のひらサイズ……なのに?」

こうして私を狙ってくる小さな4人との

少しおかしな共同生活が始まるのです

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みとき - 神より神してますね!(?) (2019年7月20日 7時) (レス) id: 64efaf334b (このIDを非表示/違反報告)
さく - 更新止まってます!戻ってきてください!ほかのエンドも楽しみに待ってます! (2019年5月29日 20時) (レス) id: 1b1d47c664 (このIDを非表示/違反報告)
羽来々 - 最近見つけたんですがとても面白くて続きめっちゃ気になります!小さくなった浦島坂田船の皆さんが可愛すぎてヤバイです!(語彙力無いんです。)これからも無理せず更新がんばってください! (2019年1月14日 10時) (レス) id: 0077a53052 (このIDを非表示/違反報告)
莉兎(プロフ) - マノさん» コメントありがとうございます!面白いと言って頂けて嬉しいです!これからも更新頑張らせていただきます! (2018年10月23日 20時) (レス) id: 00911cc975 (このIDを非表示/違反報告)
マノ(プロフ) - 面白いですね!更新頑張ってくださいっ! (2018年10月22日 0時) (レス) id: 1224f0a771 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:莉兎 x他2人 | 作成日時:2018年10月14日 14時

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