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「ミッション...」
今さらな自己紹介は軽く済ませた。
一応アイドルの同僚だから、知らない方がおかしいしね。
コーヒーとジャスミンティーを啜りながら、あー、だのうー、だの二人で気まずい会話を繋ぎながら限界が来た時、
ミッションカードが届いた。
ミンソクの手にあるピンクのカード。
Aにはハートのシールが皮肉にも見える。
「開けてみて.....下さい」
「お、読みます」
書かれていたのは簡単なことだった。
「『ミッション1！
EXO一寡黙な男、シウミン
そして韓国一近寄りがたいアイドル、A
お二人にたくさん会話をしてもらうためにミッションを用意しました。今からお二人には街を歩きながらスタンプラリーをしてもらいます。ポイントごとに次のポイントへのヒントと、お互いへの質問カードが置いてあります。
力を合わせてスタンプを集めつつ、お互いのことを知ってください』」
「なんか、今さりげなく私の悪口があった気がする」
「俺じゃないよ！？そのまま読んだだけだか、あ、ですから！」
いや、知ってるけど。
「スタッフの気持ちはよくわかった」
「あ、アーー、あ！もう一枚ある！ほら！」
慌てるように紙を読もうとするミンソクのさらに後ろから覗き込む。
頭、相変わらず丸いなあ。
後頭部の形がまん丸で、世界一かわいいと思ったことがある。
「あ....」
「ん？」
Aは韓国語を読むのは未だに少し遅い。どうせミンソクが読むだろうと、紙を見ずに頭を見てたから反応が遅れた。
あ、耳が赤い。
「あー、どうしよう」
「なに？読んで」
「........『※移動中は手を繋ぐこと！いい年の成人ドルのお二人！恥ずかしがらずに堂々と！』」
ぶりっ子しながら読んで誤魔化そうとしたな、ミンソク。
「.....さっきからトゲがあるんだよなあ！製作陣の皆々様はさあ！」
Aが近寄りがたいと言われる原因の１つは、そのはっきりとした物言いと強さだ。
それ故ファンは半数が彼女に憧れる女の子たちだったりする。
きつく見えるから、と本人は別段その性格は気に入ってない。
でも
「はは。激怒だ」
ミンソクは、好きだと言ってくれた。
覚えてるかは、知らないけど。
「.....激怒ですよ」
「うん、はは、そうですか。
はい。」
手、が目の前に差し出される。
「スタートは隣の本屋らしいので」
丸い目が笑った。
「.....はい」
男の人にしては小さな手は、記憶とあまり変わらない。
指の先から、凍ってた何かが溶ける感覚がした。
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やま(プロフ) - 続きが気になってたので、更新めちゃくちゃ嬉しいです(＾▽＾) (2020年2月20日 2時) (
レス) id: d703a895c5 (このIDを非表示/違反報告)
れもん(プロフ) - すっごく面白くて続きがめちゃくちゃ気になります！もう更新されないんですか？ (2018年7月29日 17時) (レス) id: deb211a472 (このIDを非表示/違反報告)
ぷーたん(プロフ) - ここからどうなるのかすごい気になってます。更新待ってます！ (2017年4月11日 14時) (レス) id: 00423f2856 (このIDを非表示/違反報告)
はなうたこ(プロフ) - 館花茶妃さん» ありがとうございます！ここからはなんとかイチャイチャさせたいと思ってます〜〜お待たせしてすみません！ (2016年11月14日 15時) (レス) id: d7566ac4dc (このIDを非表示/違反報告)
はなうたこ(プロフ) - peachさん» ありがとうございます！自己満感強いのに楽しんで頂けてうれしいです！ (2016年11月14日 15時) (レス) id: d7566ac4dc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：はなうたこ | 作成日時：2016年9月7日 20時
