翌日 ページ10
土方「…じ……総司!!」
沖田「なんですか」
土方「なんですか、じゃねぇだろ!!ちゃんと仕事しやがれ!!」
沖田「…わかってますよ」
土方「最近はしっかりやってると思ったんだがな」
平助「それって、千鶴に会ってからだろ?やっぱり、あいつを見守るため?」
土方「はぁ…大方、あいつが総司のこと覚えてなくてキツいことでも言われたんだろ」
平助「あぁ…変態ストーカーとかか(笑)」
沖田「千鶴ちゃんはそんなこと言わないよ!!それに僕のことを思い出してくれたんだから!!」
平助「お、おう」
土方「じゃあ、どうした」
沖田「……千鶴ちゃんが僕のせいで車に轢かれた」
平助「え?千鶴が車に轢かれた!?」
土方「……だから、お前が柄にもなく考え込んでたわけか」
沖田「このまま千鶴ちゃんが目を覚まさなかったらどうしよう……」
平助「千鶴の容態はどうなんだ!?」
沖田「命に別状はないみたいだけどまだ目覚めないんだ」
土方「……なるほどな。総司、お前このまま退社しろ」
沖田「何言ってるんですか?」
土方「何言ってるはこっちのセリフだ。このままでお前、仕事なんて出来ねぇだろ。それにお前がいないうちに目覚めたらどうすんだよ」
沖田「……」
土方「近藤さんには俺から言っておくから早く行け」
沖田「……たまにはいいこと言うじゃないですか」
土方「たまにはって」
沖田「ありがとうございます。土方さん」
土方「…おう」
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作者名:真田周市 | 作成日時:2020年3月4日 2時