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金曜日の、19時。
仕事の帰りに近所のペットショップ『XJランド』に寄り、愛犬のポポちゃんのご飯を買った帰り。
今日は一日晴れ予報だったのに、通り雨が降って、
最悪、なんて思いながら、カバンに入りっぱなしだった折り畳み傘をさして帰路を辿る。
早く帰ろうと早歩きになっていた、そんな道中のこと。
住宅街の道の端に、傘もささずに佇む人がいた。
通り雨は結構豪雨だったのもあって、その人はびしょ濡れ。
傘忘れたのかな？と思ったけど、それならコンビニで買えばいい話。
しかも、あんな道の端にただ突っ立ってるだけなんて…
……絶対変な人だ。
なるべく見ないようにして帰ろう…。
目を逸らしながら、私はそそくさとその人の横を通り過ぎようとした瞬間。
虎「……あ！！！」
その人が、突然声を上げたからビクッと肩が震える。
…え、どうしよう。
この人本当にやばい人なんじゃ…。
怖くて、いち早くその場から逃げ出そうと、更に早歩きになるけど、
まさかのその人は追いかけて来た。
虎「あの…XJランドまで案内して貰えない？」
「…え？」
XJランド？
なんで？
こんな大雨の日に、XJランド？
思いのほか、やばい人ではないのかも…なんて足を止めて振り返ると、その人はXJランドのエプロンをしていた。
虎「お姉さん、金曜日の夜にいつも来る人ですよね」
金曜の夜は、確かに毎週買い物に行く。
会社からの帰り道に丁度あるんだもん。
家から近いし、重いもの買っても持って帰るの苦じゃなくて。
虎「オレXJランドの羽宮って店員で！道に迷って帰れなくなっちゃって…あ！電話とかしてもらえれば多分店長が迎えに来てくれるからそれでもいいんだけど」
びしょ濡れの状態で、慌てたようにバーッと喋るその人。
暗いからよく分からなかったけど、この人…店で見た事ある。
エプロンもしてるし、間違いなく店員さんだ。
すごい綺麗な顔した人だったから、よく記憶に残ってた。
「近いから…送るくらいなら良いですけど」
虎「まじか！うわー、ホント助かる。ありがとう」
その人は少し気の抜けた笑い方をして、ホッとした様子を見せた。
これが、私と彼の出会い。
この出会いは、私の人生を大きく変える出会いとなる。
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鈴＠不登校なりかけ(プロフ) - もう…好き…（語彙力皆無）一虎くんが死ぬほど笑ってるとこ見たいな…（）いっぱい更新して下さりありがとうございます… (5月14日 21時) (
レス) @page26 id: d1eba475be (このIDを非表示/違反報告)
ぷりん(プロフ) - 鈴＠不登校なりかけさん» 初めまして！コメントありがとうございます(>_<)私生活がバタついていて、更新遅れてしまい申し訳ないです…！待っていてくださってとっても嬉しいです！これから更新頑張りますので、どうぞよろしくお願いします！ (5月12日 0時) (レス) @page16 id: f848a8e85a (このIDを非表示/違反報告)
鈴＠不登校なりかけ(プロフ) - 初コメ失礼します。久しぶりの更新ありがとうございます〜(´；ω；｀)このお話大好きなので嬉しいです！応援してます。 (5月11日 23時) (レス) @page16 id: d1eba475be (このIDを非表示/違反報告)
ぷりん(プロフ) - あさん» 初めまして！コメントありがとうございます^^* 好きと言って貰えて嬉しいです！長らく時間が空きましたが、また更新再開しますので、どうぞよろしくお願いします！ (5月11日 22時) (レス) id: f848a8e85a (このIDを非表示/違反報告)
あ - めちゃくちゃ好きです…( ߹꒳߹ ) (2022年12月18日 7時) (レス) @page12 id: 2424924dd5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぷりん | 作成日時：2022年11月24日 9時
