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僕に気付いた二人は同時に目を逸らすと、出久は指で頬を掻きながら「Aちゃん、最近少し変わったから…お母さんと喧嘩しちゃうんじゃないかと思って…」と言い出し辛そうに告げる。
恐らく勝己も同じ理由で来たのだろうが、それにしても勘が良過ぎて、嬉しい筈なのについ身構えてしまいたくなる。僕が出て来なかったら二人はいつまで此処に居るつもりだったんだろ…
「あのね、Aちゃん。僕達も色々考えたんだ。君が轟君の手を取って逃げた時…本当に苦しかった。きっと、Aちゃんなら僕達から離れたりしないんだって…ずっと、僕達のAちゃんで居てくれるって、そう思ってたから…」
「………」
「だけど、Aちゃんは僕達以外の人と繋がってしまって…変わっちゃったんだって、気付いた」
二人が望む何も出来無い僕、二人が居ないと生きていけない僕はそこには居なかった。二人が望んだ僕だったなら、あの時…オアシスの手を振り払ってでも諦めていただろう。
「ねぇ、Aちゃん。寂しいんだ…君が何処かに行ってしまうのが、僕達じゃない誰かと一緒に居るのが…」
寂しいんだ、頭が可笑しくなるくらい。と言葉を続けた出久の表情は泣きそうな程、苦しそうに歪められていて、無意識に出久に触れようとした右手を咄嗟に左手で掴んだ。
何故そうしたのかは自分でも分からなくて、そんな僕を見て傷付いた顔をする出久に今更否定なんて出来無くて、僕は自分が変わってしまったのだと改めて思い知った。
「Aちゃん…僕達の事が大事だと思うなら、此処に居てよ。僕達以外に居場所なんて作らないで。僕達を置いて行かないで…」
「っ……」
なんてズルい言い方をするのだろう。大事だと思わない筈なんか無いのに、二人もそれは分かってるだろうに……ズルい。僕の選択肢なんて初めから決められているじゃないか。
僕の小さな世界が生み出してしまった出久と勝己の闇。僕だけが救われる選択なんて選べる訳が無い。変わってしまった僕を…二人は許さない。
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パル(プロフ) - 月華姫さん» こんにちは！お久し振りです！！漸くリクエストの【轟君が幼馴染みだった？if】が完成しましたので、お知らせします(^^)リクエスト板の方にありますので、またご確認ください！それでは失礼します！ (2018年5月6日 13時) (
レス) id: a050d7518b (このIDを非表示/違反報告)
月華姫 - お返事有難う御座います！リクの完成はパル様のペースで大丈夫ですよ！ゆっくり完成を楽しみに待っています！ジジ様はエンデパパの最終進化系なんですね←そう考えると現在のエンデさんは微妙にマシに感じますな←これからもパル様らしく連載頑張って下さい！ではっ (2018年3月7日 10時) (レス) id: 12879f1d64 (このIDを非表示/違反報告)
パル(プロフ) - 月華姫さん» ﾘｸｴｽﾄの方はもう暫くお待ち下さい(><)本編のストックが中々思う様に進まず、ﾘｸｴｽﾄのネタを書き始めてはいるのですが、短編でまとめられず試行錯誤中なので、出来次第お知らせします！更新ゆっくりですが、これからもよろしくお願いします！！ (2018年3月7日 7時) (レス) id: a050d7518b (このIDを非表示/違反報告)
パル(プロフ) - 月華姫さん» お久し振りです!!いつも楽しみにして下さって有難う御座います(><)ジジ様のイメージはホントにエンデパパを悪化させて、兎に角酷くした感じにしようと出来上がったものですww現実だと犯罪レベルがカンストしてしまうかも知れないですねwwwある意味敵(ヴィラン)ですねww (2018年3月7日 7時) (レス) id: a050d7518b (このIDを非表示/違反報告)
月華姫 - 続き→意味不明な言葉使ってすみません(･･;)さて、轟は次どう夢主と絡み接するか楽しみです！！春の季節も連載頑張ってください！また遊びに来ます♪ではっ (2018年3月6日 21時) (レス) id: 95552be7d4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：パル | 作成日時：2018年2月10日 17時
