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全ての競技が終了し、目が覚めた勝己と轟の二人と共に順に表彰台へと上がる。轟の何か言いたげな目から顔を逸らして、ただ真っ直ぐと空を見詰め、これから行く死柄木さん達の事を考える。
その時、僕の足元にあの子供が音も無く現れ、僕の袖を掴んだ。僕を見上げる子供の表情は悲しげで、行かないでと言われている様だった。
『本当に行くの？お姉ちゃん』
行くよ。
『あの人が好きなんじゃないの？』
好きだよ。
『裏切るの…？』
そうなる。
『ボクを殺した人と同じになるの…？』
人殺しという意味ではいつかは同じになるだろうね。僕はジジを生かしておく事は出来無い。必ずこの手で殺しみせる。
お前の命を背負う気は無い。だから、消えろ。
それでも俯いたまま僕から離れ様としない子供を放置して、空から降ってきたオールマイトについ、顔を顰めてしまう。
オールマイトがメダルを授与する様で、現在轟と何かを話しながらメダルを渡し、ハグをするオールマイトに僕はハグの授与は結構です。と内心この場から逃げたくなった。
「さて、爆豪少年!!随分落ち着いているじゃないか。さては君も此度の戦いで何かの切っ掛けを見付けられたか？」
オールマイトの言う通り、勝己は何を考えているのかさっぱり読めない程に酷く物静かだった。悔しがっている訳でも無く、かと言って茫然自失している風にも見えない。
「切っ掛けもクソもねぇ…俺のやるべき事は変わっちゃいねぇよ。Aを越えて、アンタを越える…今はまだ、届かなかったが次は必ずお前を捩じ伏せる」
そう僕を指差して真っ向から睨み付けて来る勝己に「うん。待ってる」と返せば、そっぽを向かれてしまう。
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パル(プロフ) - ウサギさん» ｺﾒﾝﾄ有難う御座います!!良い文なんてとんでもないです！1日で読んで下さったんですかΣ(・ω・ﾉ)ﾉ有難う御座います!!(><)これからもﾀﾞﾗﾀﾞﾗとした進行度ではありますが、どうぞよろしくお願いします!! (2018年6月1日 11時) (
レス) id: a050d7518b (このIDを非表示/違反報告)
ウサギ - 良い文ありがとうございます。 今日発見したが、すごくおもしろくて一日で全部読んでしまいました。 これからも頑張ってください。 (2018年6月1日 11時) (レス) id: 7b63bf87a4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：パル | 作成日時：2018年5月22日 20時
