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『さァいよいよラスト！！雄英1年の頂点が此処で決まる！！決勝戦、増方 対 爆豪!!!』
待ってました!!と言わんばかりに闘争心剥き出しの勝己に釣られる様に笑みを浮かべる。もう、互いに言葉など不要だろう。
相手を捩じ伏せて、トップになる。様々な思いがあって、勝たなきゃいけないのは勝己も同じな筈。でも、僕も負ける訳にいかない。
『START！！！』
スタートの合図と同時に地面を蹴った僕達は間合いに入った瞬間、互いに仕掛ける。
勝己の爆破を相殺する様に手で宙を薙ぎ払い、風を起こして増幅する。そして隙が生まれた勝己の横顔を蹴り飛ばそうと鞭の様に脚を振るう。だが、読んでいたのか、はたまた見てから動いたのか、首を仰け反らせて避けた勝己に直ぐ様地面に手を付き、コンクリートの刃で追撃する。
「効かねぇンだよ！！」
ﾎﾞﾝﾎﾞﾝﾎﾞｰﾝｯ!!!
それを尽く爆破して行く勝己はそのまま僕に突っ込んで来ると、左手を僕に向け…
「閃光弾ｯ!!!」
「っーー！！」
眩い光に目が眩む。最大火力をぶつけて来ると思っていただけに、目を潰された事に咄嗟に飛び引いて距離を取る。
「…くっ、そ……」
目が開けられない。闘争心剥き出しの癖に頭は冷静に僕を倒す事だけを考えてる。力で捩じ伏せ様とするならば最大火力をぶつけて来ただろう。
だけど、それじゃあ今までと何も変わらない。だから考える。如何に優位に立つか、僕を疲弊させて、確実に勝ちを得ようとする。そういう戦い方だった。
『増方！！目を潰されたかー！！？目を閉じたまま動かねぇ！！』
動かないんじゃない。下手に動けば場外に飛ばされ兼ねないから動けないんだ、馬鹿。と内心プレゼント･マイクに毒づきながら此方へ向かって来る足音に意識を集中させる。
音、振動、気配、そして勝己から放たれる陰る事の無い闘争心に全神経を研ぎ澄ませ、視界に頼らずに突っ込んで来た勝己を横切る様に避け、顔面に掌底突きを叩き付け、そのまま地面へと捩じ込み、直ぐ様距離を取る。
『…オイオイ！！マジか！！気配と音だけで正確に顔面掴むとかヤバ過ぎだろォ！！』
薄らと瞼を開こうとするも、光に目が敏感になっているのか、太陽の光さえも眩しく感じて目が開けられない。
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パル(プロフ) - ウサギさん» ｺﾒﾝﾄ有難う御座います!!良い文なんてとんでもないです！1日で読んで下さったんですかΣ(・ω・ﾉ)ﾉ有難う御座います!!(><)これからもﾀﾞﾗﾀﾞﾗとした進行度ではありますが、どうぞよろしくお願いします!! (2018年6月1日 11時) (
レス) id: a050d7518b (このIDを非表示/違反報告)
ウサギ - 良い文ありがとうございます。 今日発見したが、すごくおもしろくて一日で全部読んでしまいました。 これからも頑張ってください。 (2018年6月1日 11時) (レス) id: 7b63bf87a4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：パル | 作成日時：2018年5月22日 20時
