ハートポイント ページ3
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電車に揺られて二人で登校
電車は満員電車、目黒くんとの距離も自然と近くなる
訳で…ほとんど彼が私を覆い被すように立ってるから
背中が緊張で強張る
ぐらっと電車が傾いて咄嗟に彼の吊り革を持つ手を
握ってしまって「あ、ご、ごめん…」
「ん、ここ持ってて」って完全にバックハグで
わ、私臭くない？昨日、美容院のええシャンプー
使ったらよかった
なんてこと考えてて、トンネル入って車窓に映る自分
をみるともう恥ずかしくて、思いっきり目を瞑った
「眠いの？もうちょっとで着くから」って
耳元で話す声が優しくて、思わず見上げると当然
目が合って彼は嬉しそうに、笑った
その顔はレギュラーが決まった報告した日のように
優しくて、あったかかった
また胸がきゅんとなる
でも、これまでの苦しい感じとは少し違って
代わりにドキドキとそわそわが混在した気持ちに
なっていた
朝のほんの半時でこんななのに、私今日1日保つん
だろうか？
やっと到着した降車駅もうハートポイントは残り僅か
「どうした？疲れたの？」って心配そうに覗きこむ
「ちょ、え、ち、近い！」
さっきからずっとパーソナルスペース脅かされてる
「なんで？もっとくっついてもいいよ、俺は」
「いや、あかん、あかんやろ、こ、公共の場で
近づいたらあかん」
「あはは、公共じゃなきゃいいの？」
「そ、それはもっとあかん！貞操の危機を感じる」
「ぶはは、操を捧げてくれんの？」
「捧げへんし！」
「えー…それはヤダな」
「そ、そういうのはさ、ほら、なんて言うの
お、大人になってからの話でしょ…って何朝から
変なこと言うてんのよ」
「Aがいいだしたんじゃん」
「それは、目黒くんが近すぎるからやん」
「おはよ！朝から二人とも元気だね」って声をかけて
きたのは平野くん
「おはよ、平野くん」
「蓮は、昨日Aさん慌てて追いかけて行ったけど、
うまくいったの？」ってニコニコの平野くん
「おかげさまで、この通り」って私の右手と彼の左手が
しっかり組み合わさった手をみせる目黒くん
「そっか、よかったね、Aさん、おめでとう」
「ぅん？ありがとう…おめでとうなのかな？」
「ありゃ？まだ何かあるの？」
と可笑しそうに問う平野くん
「おい、A」って慌てる目黒くん
いつもの通学路なのに、いつもより楽しいなって
おもった
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ピカンチ★(プロフ) - ciaogenさん» こんばんは、労りのコメント心に沁みました！ありがとう、今微熱くらいになりました。ちょっとだけお話更新しました。楽しんでもらえたら嬉しいです(^^) (2022年10月27日 20時) (
レス) @page32 id: ee31b6a8ad (このIDを非表示/違反報告)
ciaogen(プロフ) - またコメントすみません。うわっ、大変！まずは、ゆっくりゆっくり休んで治してくださいね。待ってます( ᴖ ·̫ ᴖ ) (2022年10月25日 7時) (レス) @page32 id: 6cce8f9029 (このIDを非表示/違反報告)
ピカンチ★(プロフ) - ciaogenさん» こんにちは、温かいコメントありがとうございます。ドキドキ届いてましたか？それは良かった。キラキラ青春から遠ざかり過ぎて何が正解かわからなくなってます笑なので、そう言ってもらえて少し安心しました🖤引き続き二人の恋模様見守ってくださいね、ありがとう (2022年10月24日 16時) (レス) id: ee31b6a8ad (このIDを非表示/違反報告)
ciaogen(プロフ) - コメント失礼します。こちらのお話、とてもドキドキしながら楽しみに読ませていただいてます。更新を楽しにしてますが、無理なさらずにゆっくりで大丈夫だと思います。これからも読ませて頂きますね。 (2022年10月24日 10時) (レス) @page28 id: 6cce8f9029 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ピカンチ★
| 作成日時：2022年10月2日 1時
