第百二十六話 瞬殺の双剣 ページ40
デント SIDE
アイリス「えぇ？！片方が穴に入っちゃった？！」
【ドカァンッ！！】
「イマァア？！」
穴の中に入ると数秒後
地面に一瞬で大きなヒビが入ると
地面が割れる大きな音と共に
ニダンギルの剣により
突き上げられたイシズマイが飛び出した
『ジャイロボール！！』
「ギギギギ！！」
【バンッ！！】
「イマァア？！」
飛び出たところに待ち構えていた
もう片方のニダンギルがドリルのように回転し
イシズマイをパンッと軽々吹き飛ばした
アーティー「イシズマイ！！」
「い、イマッ…い…」
【ドサッ】
耐えようと踏ん張るが
効果抜群なうえに急所に入ったのか
耐えられずイシズマイはその場に倒れた
「い、イシズマイ戦闘不能！ニダンギルの勝ち！」
アイリス「あ、相変わらず強いわね…」
サトシ「でもまさか穴の中に飛び込むとはな」
デント「ニダンギルだからこそできる芸当だね、
ニダンギルを選んだのも
きっとこれを狙ってたんだ」
そしてそれを瞬時に
理解して動けるニダンギル…
実に息のあったコンビネーションだ
アーティー「…まいったなぁ
これほどとは…戻れ、イシズマイ」
【ｼｭｩｳﾝ】
アーティーさんは
イシズマイをモンスターボールに戻すと
再びAたちへと視線を向ける
アーティー「まさか、分裂するとは
中々面白いバトルをするね
そして技と綺麗な連携から
君たちの熱いハートが伝わるよぉ！」
『…ありがとうございます』
完全にバトルのスイッチが
入っているため褒められても
Aちゃんの表情は
キレッキレで変わる気配がない
寧ろ尖っている
サトシ「ふ、不機嫌なのか？」
デント「いや、寧ろノリノリだと思うよ
微かに口角も上がっているし」
アイリス「なんでここからでもわかるのよ…」
デント「そりゃー僕と
Aは赤い糸で繋がっているからね！」
アイリス「あー、はいはい
繋がってる繋がってる〜(めんどくさっ)」
ふむ…
アイリスから見てもそう思うか(違う)
誰が見ても僕らはベストカップルなんだ！(違う)
アーティー「でも、次はそう簡単には行かないよ
出てこい！ホイーガ！」
【ﾊﾟｧﾝｯ】
「イーガ！！」
次にアーティーさんが出したのは
フシデの進化系、ホイーガだ
これはまた…イシズマイと
違ったテイストのポケモンが来たな…
…マズい
今度は反対に
Aちゃんのポケモンは弱点をつけない！
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作者名：ラム酒 | 作成日時：2022年9月26日 3時
