第百十九話 フシデの行進 ページ33
No SIDE
「ﾌｼｬﾌｼｬ！」
『すっかり良くなったみたいだな』
サトシ「良かったなぁ！フシデ！」
フシデの治療も終え
オレンの実もしっかり食べたフシデは
かなり回復し飛んではねられるようにまでなった
アーティー「それにしても
何であんな所に頭を突っ込んでたのかな？」
確かにそれがわからなかった
パイプは至って普通で、特に異常は見られない
デント「…？…この音」
『わっ…すっご…』
デント「フシデの群れだ！！」
アイリス「しかもあんなにいっぱい！！」
考えていると後ろから音が聞こえ
デントが振り返ると
なんとそこには水路の通路を使って
大移動するフシデの群れがいたのだ
アーティー「フシデは
ヒウンシティを囲む荒野に生息しているんだ！
それがなぜ？！」
「ﾌｼｬｼｬｯ」
【キィイイイイン！！】
『うっ？！』
群れの中のフシデが
数体こちらに気がつくと触覚を
揺らし威嚇のつもりか嫌な音を繰り出してきた
アイリス「っまた嫌な音よ？！」
アーティー「何かに対して怒ってるんだ！！」
サトシ「なんで？！」
【ﾄﾞｶﾝﾄﾞｶﾝｯ】
「「「「『うわぁ？！/きゃぁ？！』」」」」
アーティー「マズい！ここから脱出するだ！」
サトシ「え、でも…」
フシデたちの怒りは収まらず
嫌な音からヘドロばくだんを仕掛け
こちらに向かってくるのに危機を感じ
逃げるように指示をする
だがサトシは先程のフシデを気にかけ躊躇していた
『その子はあの群れの仲間だろ！
大丈夫だから逃げるぞ！』
サトシ「あ、あぁ…」
Aに一括され
やっとサトシも後を追うように走り出した
そして、地上へと戻ると
地下よりもとんでもないことになっていた
街はフシデだらけで
通行人を襲うわ
トラックをひっくり返すわで大惨事になっていた
【キキィ】
そこへ見たことのある
バイクが一台目の前に止まった
乗っていたのは警官のジュンサーであった
アーティー「ジュンサーさん！」
ジュンサー「ここは危険です！
すぐに避難してください！」
アーティー「一体何が起きているんですか？！」
ジュンサー「この街の至る所に
フシデが大量発生しているんです！」
デント「なんでそんなことに？！」
ジュンサー「今、
アララギ博士に調べてもらっています」
サトシ「アララギ博士に？」
次の瞬間
ドカンッと大きな爆発が起き煙が上がった
アーティー「あの方角にはポケモンセンターが！」
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作者名：ラム酒 | 作成日時：2022年9月26日 3時
