夜の世界の殺し屋たち。 (ページ20)

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【高地】

いくらスポーツをやっていたキサラギでも体力がある俺らには勝てないらしい。

ナイフを華麗に使いこなす樹がポケットからナイフを取り出すとキサラギは抵抗しようとしたけど俺とジェシーとやりあったあとだから、そこまでの力は出ない。

樹「サヨナラ。」

そう言って樹は一気にキサラギの胸の辺りにナイフを突き刺した。

その瞬間、キサラギは倒れて樹はナイフを体から抜き取る。

そして、俺はキサラギが握っている白い粉が入った袋も回収して大我と合流するとそのまま帰ることに。

京本「今回の依頼も完了したね。」

高地「無事に終わってよかった。」

京本「あ、その白い粉の袋って中に何入ってるの？」

樹「あぁ、あれは塩。」

ジェシー「いや、それにしても意外と簡単に終わっちゃったな。」

高地「まぁ、相手は一般人だしこんなもんじゃないの？」

樹「また暇に戻らないといいな～。」

たった数分前、俺らは人を殺してきた。

それでもこんなふうに笑い合えることは狂ってしまってるからだろう。