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職場で出会ってみた【nplその1】 ページ6

蘭たん

「あぇ、Aここで働いてんの?」
カフェというには殺風景な、ただただ珈琲を飲むためだけの場所。そんなちょっとした穴場で数年間働いているあなたですが、彼の姿を此処で見るのは初めてです。それはどうやら彼も同じのようですが。
「ふーん、そうなんだ。いつもこの時間?」
首を縦に一つ振れば、そっか、と会話を打ち切る相槌。次の瞬間、頭の天辺から足の爪先まで舐め回すような視線が這います。そしてふにゃりと緩んだ唇から零れるのは、
「制服似合ってるじゃん」
普段なら絶対に言ってくれないその言葉に顔が熱くなるのが自分でも分かります。それではごゆっくりどうぞ。あなたは形式的な言葉を投げかけて、逃げるようにその場を離れるのでした。

すぎる

「あ、Aやん」
とある居酒屋で働き始めたあなた。戸が開く音にいち早く気がついて駆けつけると、そこにはスーツを着こなす彼と、恐らく部下なのでしょう、物珍しそうに彼とあなたを交互に見る男性が居ました。
「そっか、新しい職場ってここやったんや」
「お知り合いですか?もしかして彼女とか、」
キラキラと目を輝かせて此方に詰め寄ってくる男性。彼は呆れたように男性を小突くと、あなたにぺこりと軽く謝ります。
「すまんな、面倒な連れで」
「面倒ってなんですか!だって先輩が女の人と距離近いの珍し、いててててて!!!」
他のお客様がやってくる前に席へと誘導したいのですが、賑やかなコントを始めた二人にあなたの声は届きません。先輩方に怒られる未来を幻視してしまい苦笑いを漏らすAさんの胸で、研修中のプレートが悲しく光を放っていました。

職場で出会ってみた【nplその2】→←一緒に歌ってみた【[え]】



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ぎぷらいど(プロフ) - ミイミイー☆(旧アカ2)さん» 嬉しいお言葉とリクエストありがとうございます。続編へ移行した上で内容が思いついたら、というかなり無責任な形にはなってしまいますが、それでも良ければ喜んで書かせていただきます。 (2019年10月4日 20時) (レス) id: a47a642b0e (このIDを非表示/違反報告)
ミイミイー☆(旧アカ2) - これからも応援しています!頑張ってください!! (2019年10月4日 19時) (レス) id: 1c6c5c626b (このIDを非表示/違反報告)
ミイミイー☆(旧アカ2) - はじめまして!あなたの書くnprの男達にハマりファンになりました!リクエストいいですか?もしよろしければ、nprの彼らに誘われてみたと寝たふりをしてる彼らにキスをしたらと、プロポーズされてみたをお願いします!出来なかったらすいません… (2019年10月4日 19時) (レス) id: 1c6c5c626b (このIDを非表示/違反報告)

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作成日時:2019年8月15日 15時

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