本当に嘘が上手い奴は、相手を騙しているのではなく、自分を騙している ページ47
〜銀時side〜
「何で....」
信じられるわけがない。
何で今頃手紙なんかが、
それにアイツは確かに俺が....
でもこの字は間違いなく松陽の字だ。
何度も見ては憧れていたあの字。
(夢....そうだ、夢で何か頼まれたんだった。
何を頼まれたんだ？
思い出せ、さっきまで覚えてただろーが！！
思い出せ！！！
そうだ、
女の子を、助けてほしい......って、)
おいおい、マジか？
この依頼書がもし、夢と関係するんだったら、
例え報酬がなくとも、絶対に投げ捨てられねぇぞ
(それにしても松陽に妹がいたなんて、初耳だぞ...)
一人で必死に考えを巡らせていると、現実に引き戻すように神楽が俺の肩に触れた。
「銀ちゃん、大丈夫アルか？」
珍しく心配した眼差しで見つめてくる。
「あ、ああ。」
余裕のない返事だけ返すと、俺はもう一度冷静になって手紙を読み返す。
「新八、神楽、A、この依頼、引き受けるぞ。」
「はい。」
「もちろんですよ。」
「りょーかいネ。」
三人の重たい返事を聞くと、何だか堅苦しい雰囲気に調子が狂い、適当な理由をつけた。
「この依頼、報酬いくらでも差し上げるってよ、
依頼人の通帳の残金に風穴開けてやるぞ！！！」
「「「そんな理由であんな紛らわしい顔をするな！！！」」」
三人の揃いも揃った怒声を浴びると、これでよしと内心で頷き、
気にも止めない素振りで、早速手紙の内容について話し合うことにした。
それからも新八と神楽は「心配して損した」という文句をブツブツとぼやいた。
それも無視無視。
「えーと、何だ？」
まず、妹の行方不明の原因は家出、
そして、そのまま数ヶ月も帰ってこない、
妹の容姿は....
「目鼻立ちがよく基本的には整った顔立ちで、茶色い目、茶色い髪の毛をしています。
背はそこまで高くなく、低くもない抱擁しずらい程度の大きさです。
女のくせに体のあちこちに傷があり、取り分け右頬に大きな火傷跡があります。あと、貧乳です。」
容姿に関する件を一語一句間違えずに音読すると、自然と俺と新八と神楽の視線はAに向かっていた。
「整った顔立ちで」
「茶色い目、茶色い髪の毛」
「そして、数ヶ月前に家出」
神楽と新八と俺の順で言っていくと、
Aが慌てて首を横に振り、全力で否定をする。
否定すればするだけ疑われやすくなることを、コイツは知らないらしい。
この世は諸行無常であるからして、人間の特徴もまた然りである→←ラブレターでも、果たし状でも、殺害予告でもなく
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のと丸(プロフ) - 雪華さん» わー！鋼錬の小説で、コメントして下さった方ですよね！ありがとうございます！(´∀｀*)続編というか、新作ですが；； (2019年7月15日 9時) (
レス) id: 3187970ecf (このIDを非表示/違反報告)
雪華 - 続編おめでとうございます! (2019年7月15日 8時) (レス) id: 1286db9797 (このIDを非表示/違反報告)
のと丸(プロフ) - みぃさん» 初めまして！コメントありがとうございます！！ご感想とても嬉しく、励みになります！｡°(°´∀`°)°｡銀魂の小説は初めてなので至らないところがあるかもしれませんが、今後とも楽しんで下さい(´▽｀*) (2019年7月13日 16時) (レス) id: 3187970ecf (このIDを非表示/違反報告)
みぃ(プロフ) - 初めましてです！とても面白いです！この作品が大好きです。更新頑張ってください！ (2019年7月13日 16時) (レス) id: d77d134be6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：のと丸 | 作成日時：2019年7月10日 22時
