【テニプリ】青学のツンデレマネージャー

王者 ページ30

＿＿＿


伊武が打ち返そうとボールに近づく＿



伊「なっ」



だがボールは伊武の顔面に向かって跳ねた



『逆回転…！！』



驚いた顔でボールをキャッチしてしまった伊武



《ゲームセット！！ウォンバイ青学 越前っ！！》



越「…10分間に合った？」



ものすごい歓声のなか、越前はそう呟いた



＿


《地区予選準優勝 不動峰中学校 そして…》


_優勝 青春学園中等部_



パチパチと拍手喝采



不動峰と一言交わしコートを後にする



『お疲れ様！優勝おめでとう』



菊「わぁ！Aちゃんテンションあがってるにゃ！」


『あがるに決まってるでしょ！優勝よ！優勝！！』



朝に比べ日も落ちて、元気も出てきたようだ



大「そう言えば越前は？」


菊「おチビちゃんなら竜崎先生とそのお孫さんと一緒に病院！」



みんなが帰り支度をし、いざ帰ろう！となった時



河「なぁみんなちょっとみんなに寄ってほしいトコがあるんだけど…」




Aたちの頭の上には ？ が浮かぶ


＿＿


大「ほんとにいいのか？食べ放題なんて…」


河「いいって！優勝記念だよ！ほら食べて食べて」



Aたちが河村に招待されたのは実家の寿司屋だった



『わぁ…美味しそう』


キラキラと目を輝かせるA



そんな時、扉がガラガラと開いた



菊「おっ おチビちゃん来た来た！」



桃「遅いぞ越前！！」



病院に行っていた越前が眼帯を付けて帰ってきた




「今日はみんなお疲れ様！すまねぇな ウチの隆が足引っ張っちまってよ！！オジさんの奢りだ！どんどん食ってくれ！」



と河村のお父さんが気前よく言った



《ありがとうございます！ 乾杯ーっ！！》



お茶で乾杯を交わした



Aはカウンター席で大石の隣に座っている



ちなみにカウンター席は、手塚・乾・大石・Aの順で座っている


大「本当にすみません こんな大人数でお寿司をいただいて」


おいしいです、と河村父にお礼を言う。できる男だ



Aはと言うと、好きなネタを一口で食べて両手を頬に付け、



『おいしい〜！』



とご満悦だった



河村父「ところで先生！いつも隆がお世話になってます どうです1杯！」



手「部長の手塚です」



『プフっ…』



突然のことに吹いてしまったようだ



河村父「こ こりゃすまねぇ…」



後ろの畳席ではとても賑わっていた


海堂が菊丸の好きな穴子を横取りしたり、菊丸が不二のわさび寿司を横取りし、自爆したり…楽しそうだ

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