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シングルス ページ17

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チェンジコートも終え、玉林のリードからゲームが再び始まった




桃「くらえっ!!」



力を込めて放った桃城の弾丸サーブだったが…



桃「あ」



ガン…と音を立てて越前の頭に直撃した



桃「…ワ…ワリィ」


越「_別にいいっスよ」



その表情は帽子に隠れて見えない


堀「ダ ダメだ……もう最悪…」



『友だちを信じないの?』


堀「え?」


突然口を開いたA



『想いって不思議なもので、想い続ければ必ずそれは叶うの』


私は信じてるわ、二人が勝つことをね




そう言ってコートを見るAの顔は、真剣で…しかし少し微笑んでいて

勝つことを分かっているような表情だった



『…何じっと見てんのよ』


堀「あっ…す、スミマセン!!」



あまりにも綺麗だったので_なんてベタな言葉は言えなかったか



《ゲーム!!ゲームカウント2-0!玉林リード》



またもや取られてしまった



一年「……」


1年生は心に不安が出たが、先程Aに言われたことを思い出し最後まで応援しようと決めた




コートの方では青学ペアに動きがあった



越「なーんだ 桃先輩、同じ事考えてたんだ」


桃「そうみたいだな」


目が合った二人は、ニッ と笑う



桃「ややこしいのはもう抜きにしよーぜ!」


越「この線からこっちの球は全てオレが取るんで」



コートは縦に二分割していた



『!…なるほど』


乾「普通じゃ考えないことをするな…」



すると調子が戻ってきたのか、玉林に追いついていく



カ「そっか!!お互いにシングルスをやってたんだ!」



乾「簡単に言えばね、2対1で戦うことになるから 本当は不利なんだけど」



『あの二人にとってはそれがやりやすいのよ、前に邪魔が入らないから』



乾「要するにあいつらのいつものプレーでいけるって訳」



そして青学は追い上げ、追い越した



焦った玉林ペアはコートの真ん中にボールを打ち返す




桃「阿ーーっ!」


越「呍ーーっ!」



阿呍戦法により、青学の勝ちが決まった



ガン、ガン とお互いのラケットを合わせる桃城と越前



桃「やっぱ男は…」


越「ダブルスでしょう!!」



真ん中以外はシングルスだったくせに何を言う…と思いながらも



『かっこいいじゃない』



と呟くA



《_ゲームセット!!ウォンバイ青学6-2!》

会心の青学→←地区予選開始!



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無糖(プロフ) - 白さん» わああ!ありがとうございます!嬉しいです!更新頑張ります!! (2020年7月30日 10時) (レス) id: eb829fd00a (このIDを非表示/違反報告)
- 凄く面白くて夢主ちゃんも凄く可愛いくて大好きです。これからも更新頑張って下さい!応援してます^ ^ (2020年7月29日 20時) (レス) id: d299243d91 (このIDを非表示/違反報告)
無糖(プロフ) - カリンさん» 了解しました!応援ありがとうございます!頑張ります!! (2020年7月25日 18時) (レス) id: eb829fd00a (このIDを非表示/違反報告)
カリン(プロフ) - 無糖さん» なるほど…!機会があれば朔間兄弟出していただけると嬉しいです…!これからも頑張ってください!応援してます! (2020年7月25日 12時) (レス) id: 85cfcf0d25 (このIDを非表示/違反報告)
無糖(プロフ) - カリンさん» 一応考えてます!零さんよりちょっとだけ日光に強いくらいですかね…!血はウェッってなっちゃいます笑 (2020年7月25日 9時) (レス) id: eb829fd00a (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:無糖 | 作成日時:2020年7月16日 7時

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