不二と ページ15
＿＿
_
「おつかれ〜」
「お疲れ様っした〜」
地区予選もいよいよ明後日に迫った練習終わりの日
『あ、不二 このあと空いてる？』
不「うん、空いてるけど…珍しいねAちゃんから誘うなんて」
『私だって誘う時は誘うわ』
不「どこに行くの？」
『手芸屋さん』
＿＿
『私布とかよくわかんなくて…不二ならお姉さんいるし分かるかって思ったの』
「そうなんだ、僕もそこまで詳しいわけじゃないけど」
『いいわよ』
手芸屋に着いたふたりは布を見極めていた
『破れにくいのがいいわね』
不「ならこっちはどうかな」
『ん、いい感じね！』
納得いく布を見つけられたようだ
不「それにしても…何に使うんだい？」
するとAは人差し指を口に当て
『秘密』
と美しく微笑んだ
不「(カメラ、持ってくればよかったな…)」
＿＿
そして地区予選当日
『ありがとう！お兄ちゃん』
今日のAは兄に髪を結んでもらった
「今日もかわゆいぞ、気をつけて行くのじゃよ」
おじいちゃん口調だが兄である
『行ってきます！』
大きなクーラーボックスを肩にかけて元気よく家を出た
＿
『手塚、大石 おはよう』
手「あぁ、おはよう」
大「おはよう！」
集合場所にはまだ手塚と大石しか来ていないようだ
大「荷物持とうか？」
『平気よ、か弱くないもの』
不「みんな早いね、おはよう」
そして全員揃った
菊「あ！Aちゃん今日ポニーテールだ！かわいい！」
『お兄ちゃんに結んでもらったの』
不「似合ってるね」
みんなからお褒めに預かりご満悦なA
『あ、そう皆にこれあげるわ』
そう言ってレギュラー一人一人に渡したのは
桃「御守りっスか？」
手作りの御守りだ
しかもそれぞれの好きな色で出来ている
『みんなを信じてない訳じゃないんだけど、御守りがあった方が安心でしょ？』
そう言うAの手先は絆創膏がいくつか巻かれていた
慣れないことをしたのだ
《ありがとう！！》
菊「早速ラケットケースにつけるにゃ！」
Aからの想いに海堂や越前までもがラケットケースに付けてくれた
手「必ず、全国大会へ連れて行って見せよう」
『ふふ、楽しみにしてるわ』
＿
第一戦目は玉林中
『桃城と越前のペア…不安しかないのだけど』
乾「二人の希望だそうだ」
二人は応援に来た一年生と共にコートの外でレギュラーたちを見守る
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 223人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「アニメ」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
無糖(プロフ) - 白さん» わああ！ありがとうございます！嬉しいです！更新頑張ります！！ (2020年7月30日 10時) (
レス) id: eb829fd00a (このIDを非表示/違反報告)
白 - 凄く面白くて夢主ちゃんも凄く可愛いくて大好きです。これからも更新頑張って下さい！応援してます^ ^ (2020年7月29日 20時) (レス) id: d299243d91 (このIDを非表示/違反報告)
無糖(プロフ) - カリンさん» 了解しました！応援ありがとうございます！頑張ります！！ (2020年7月25日 18時) (レス) id: eb829fd00a (このIDを非表示/違反報告)
カリン(プロフ) - 無糖さん» なるほど…！機会があれば朔間兄弟出していただけると嬉しいです…！これからも頑張ってください！応援してます！ (2020年7月25日 12時) (レス) id: 85cfcf0d25 (このIDを非表示/違反報告)
無糖(プロフ) - カリンさん» 一応考えてます！零さんよりちょっとだけ日光に強いくらいですかね…！血はウェッってなっちゃいます笑 (2020年7月25日 9時) (レス) id: eb829fd00a (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：無糖 | 作成日時：2020年7月16日 7時
