記憶って大切 ページ10
思い出した。私が地球に来た理由。本当に私自身が強くなるためだけに送られた。私は弱い。
私が春雨にいたのは勿論神威に気に入られたからだ。
『か、神威。私は強くなんてなってない。まだまだ弱いの。地球に返しt「それは出来ないヨ。」
「だって今Aを返したらあの沖田総悟ってお侍さんにとられちゃうもん…。」ボソ
神威のアホ毛が垂れてる…。可愛い!!じゃなくて!何て言ってたんだろう?
「Aは気付いてないみたいだから言うけど、Aは凄く強いんだヨ?俺に一発撃ち込んだ事があるんだから。」
『え?』
そんな記憶なんて私にはない。
「でも、Aその時の記憶残ってないでショ?」
『う、うん。』
まぁそうだよネ。なんて言いながら話を続ける。
「ねぇ、AはどうしてA自身が
『え?』
来ることになった?
『確か、私がまだ幼いとき。』
おつかいを頼まれて町へ出ていたの。私の家は田舎の方だったから何もなくて少し遠出をしていた。
おつかいから帰ってきたら玄関が開いていて、可笑しいなと思いながら『ただいま』って言ったのを覚えてる。
いつも返ってくるお母さん達の返事がなくて、代わりに目に入ったのは
血だらけの部屋。血だらけの家族。
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作者名:りん x他1人 | 作成日時:2018年6月22日 17時