春雨 ページ9
「団長、どうやらそこの嬢ちゃんに迎えが来たみてぇだぞ。」
「え、本当に?こんな宇宙のど真ん中にかい?」
『!!!!!か、えらなきゃ…。ボソ』
「A?何か言った?」
『帰るのよ!私の居場所はあそこ!真選組しかない!しかも…私にはまだやり残した事がある。それは一番隊隊長沖田総悟を見返すこと。』
言ってやった!しかし、本番はここからだ。私がこう言ったことでこの男の人達が解放してくれる訳でもない。
「何でだい?一番隊隊長を見返す?じゃあ、ここで戦ってAの強さを見せ付けてやれば良いんだヨ。」
え?
そんな滅茶苦茶なこと言わないで。私にはここでの生活の記憶は無い。地球では様々な人に迷惑を掛けてしまった…。けれど私はあそこ、真選組が好きなんだ。
「Aの居場所は春雨だヨ。だって昔、俺は約束したんだ。強くなったら迎えに行くって。聞こえてなかったかナ?」
『強くなったら迎えに…。』
失われていた記憶の欠片が埋まっていった。
あぁあぁあぁあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!
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作者名:りん x他1人 | 作成日時:2018年6月22日 17時