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船員「悪りぃお頭、油断しちまった」
シ「ったく、危うくバレるとこだったぞ。…で、後処理は」
船員は声を潜めた。
船員「あいつらならアジト割って、お頭の命令通り死んだほうがマシだと思うほど痛めつけた。額は少ねぇが賞金首だったぜ」
シ「俺は『お礼してこい』としか言ってねぇぞ？」
船員「おっと…そりゃ、あいつらに悪りぃことしたな」
黒い笑顔でとぼけたように言ったシャンクスに、船員も同じように笑った。
航海から数週間
遠目からある島をみつけたAは、船のへりに駆け寄りジッと見つめた。
シ「あの島か」
「…はい。私の、生まれた島です」
何年ぶりに見た島は心を締め付けるほど嬉しかった…だが、帰ってきた私を見て島のみんなはどう思う。
弟を見殺しにした姉が、のうのうと生きてるなんて許されることではない。
すると突然、頭を撫でられた。
「なにを…」
シ「そんな顔すんな。…誰もお前を責めやしねぇよ。元気な姿を見せてやれ」
ヒュッ、と息が止まった。
もうこの人の前では隠し事ができないのではないかと思う。
昔と変わらない道にそった先の、一軒のドアを叩き中へ入る。
「た、ただいま…」
奥の人影は私だと分かると同時に、私に駆け寄り抱き寄せた。
母「…っ！おかえりなさいっ…A！」
「っ…ただいま、母さん。もう、大丈夫だよ」
それから町のみんなを集めて事情を説明した。支配に怯える必要がなくなったことに、みんなは祭り騒ぎのように喜んだ。
もちろん、恩人でもあるシャンクス達は快く歓迎された。
今は町をあげて宴が行われているが、Aの姿が見当たらない。
シ「なあ、奥さん。Aどこいったか知らねぇか？」
母「…！船長さんですね。…あの子なら、この島の高台にいるでしょう」
礼を言ってシャンクスが高台へ向かおうとするとAの母親が呼び止めた。
母「私はAの母、リーラです。この島を…あの子を救っていただき本当にありがとうございます」
シ「ああ、礼はいい。成り行きだ」
軽く言ったシャンクスにリーラは少し�茲を緩め、再び引き締めた。
リ「身勝手であることは重々承知でお願いがあります。どうか、あの子を…海へ連れ出してはくれませんか」
シ「…あいつを島から追い出したいのか」
軽い雰囲気は消え、お互いを睨むように見つめ合う。
先程とは別人のようなシャンクスに、リーラは少し微笑んで首を振った。
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文ストオタクの一般人 - お、おわり、、、面白すぎました！文ストもみてきます‼(●´ω｀●) (2023年3月17日 14時) (
レス) id: 14fd5e9416 (このIDを非表示/違反報告)
YY(プロフ) - Mさん» ありがとうございます！そう言ってもらえて嬉しいです！映画のお陰でもっと赤髪海賊団の活躍を見たくなりました…！ (2022年8月30日 17時) (レス) id: 4125d393b1 (このIDを非表示/違反報告)
M - いや、最高‼︎‼︎主さんの小説すごい好きで何回も見返してますw自分もREDの映画見たんですがシャンクス率いる赤髪海賊団死ぬほどかっこよかった^^; (2022年8月28日 1時) (レス) @page33 id: 475c50d0b5 (このIDを非表示/違反報告)
YY(プロフ) - 竜胆さん» どうぞお気軽に！ (2022年8月22日 13時) (レス) id: 4125d393b1 (このIDを非表示/違反報告)
竜胆 - YYさん» やばかったですよね…幹部達がみんな一巻から登場してるって言うのが…ww 時々コメントに顔出しますねww (2022年8月21日 20時) (レス) id: 32faf97f7c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：YY | 作成日時：2020年1月27日 16時
