4004話 ページ23
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☆ 坂田side ☆
「だ、んな、」
飲まされた薬が想像通りのソレであることはすぐに把握出来たが、目の前で火照るそいつの姿を見て嫌な気はしなくて憎かった。「んふ、」なんて吐息混じりに笑って手を伸ばしてくるものだから、化粧も相まった妖艶さに、少しばかり息を呑む。
身体に思うように力が入らないのか、へにゃりとうつ伏せに倒れ込んだままずりずりと横移動して距離を詰め。そしてベッドから崩れ落ちるみたいに座る俺へとゆっくり抱き着くと、首に細い腕を回した。
「ちゅー!」
坂田「バ、」
そいつは無邪気に声を発してちゅ、と優しく吸い付いて。確かに一秒だけ心臓と時間が止まって、背中には無数の殺意が突き刺さった。こんなところで死にたくはないので慌てて引き剥がそうとするが、何故だか離れずぺろりと舌が這う。
土方「オイA何してッ──」
近藤「Aちゃん!!水持ってきたよ!!」
土方「でかした近藤さん!総悟、さっき渡した睡眠薬持ってねーか!!」
沖田「水、貸してくだせェ」
沖田はゴリラからコップを奪い取ると、俺を抱き締めているAの口に白い粉末を入れて、水を流し込んでやる。やがて更に力が抜けていったAは、口を開けたまま膝で睡魔の力にひれ伏した。
沖田「満更でもねェって顔、してやすけど」
坂田「・・・・・・気の所為だろ」
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堕天使(プロフ) - 桜匁さん» おはる!!!返信遅くてごめんね、ありがとううう!!!!!もう夏といえば強化合宿、よりも夏といえば金太郎で行きます女隊士は(白目)コメントくれるだけでとんでもなくうれぢいよッ心からいつもあじがどヴと言いたいらヴ、期待に応えられるように頑張りまくるね!!!!!! (2019年6月7日 20時) (レス) id: 725743dc16 (このIDを非表示/違反報告)
桜匁(プロフ) - 私に出来るのは、これくらいの事しか無くて申し訳ないけれど、これからも更新頑張って!!! 毎度毎度の如く、応援してます!!! 最後に言わせて下さい。「この小説最高ッーー!! 尊すぎるうううう!!!」()。毎度の長文とお目汚し、失礼しました〜! (2019年5月21日 21時) (レス) id: 58c26fa576 (このIDを非表示/違反報告)
桜匁(プロフ) - ててて、てんちゃん!!!!! ついに、ついに!! 続編おめでとうございます!!!! 相変わらず、神谷ちゃんが天使。通常運転でニヤニヤしてしまいました……!! 金魚の金太郎(三代目)ですね、私も取りに行きます。(真顔)。 (2019年5月21日 21時) (レス) id: 58c26fa576 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:堕天使 | 作成日時:2019年5月21日 21時