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4000話 ページ19

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無謀だということを悟りながらも嫌だと断り続けた沖田に「きっと君なら似合うよう」と形だけ説き伏せるように宥めていれば、土方さんは再び高崎の名前を口にした。「お前の手で、アイツを捕まえろ総悟」そう一言告げれば、彼は少し沈黙。そして今までの抵抗は何だったのかと思うほど容易く、頷いたのだった。

結局、潜入捜査には私と沖田、それから山崎を中心とした小柄な隊士が残り五、六名参加することなり、着々と準備は進められる。そんな中で、私達はこんな会話をしていた。



山崎「もしも高崎の仕業だとしたら、なんのためにこんなことしてるんですかね?」

近藤「うーん、高崎が遊女を攫う理由かぁ・・・・・・」

「んー・・・・・・・・・・・・あぁ、」



数秒間脳みそを活動させれば、自ずと答えは現れる。思わず情けない声を出して納得していれば「心当たりがあるのか?」なんて近藤さんに尋ねられたので「はい」と静かに返事をする。



「私のためですよ」

近藤「え?」

山崎「ん?遊女を攫ってAちゃんのためになるの?」

「うん。だって私、可愛い女の子が好きじゃん」

「「あぁ・・・・・・、」」



今度はこの場に居た全員が、先程の私のような声を出して絶妙にドン引いた顔をして視線を交わらせてくれなくなった。「それは幾らなんでもバカ過ぎねェか?」「Aさんに惚れてる時点でバカでしょ」「それもそうだな」と土方さんと沖田はいつになく意気投合していて、疎外感が尋常ではなかった。



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設定タグ:銀魂 , 女隊士   
作品ジャンル:ギャグ
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堕天使(プロフ) - 桜匁さん» おはる!!!返信遅くてごめんね、ありがとううう!!!!!もう夏といえば強化合宿、よりも夏といえば金太郎で行きます女隊士は(白目)コメントくれるだけでとんでもなくうれぢいよッ心からいつもあじがどヴと言いたいらヴ、期待に応えられるように頑張りまくるね!!!!!! (2019年6月7日 20時) (レス) id: 725743dc16 (このIDを非表示/違反報告)
桜匁(プロフ) - 私に出来るのは、これくらいの事しか無くて申し訳ないけれど、これからも更新頑張って!!! 毎度毎度の如く、応援してます!!! 最後に言わせて下さい。「この小説最高ッーー!! 尊すぎるうううう!!!」()。毎度の長文とお目汚し、失礼しました〜! (2019年5月21日 21時) (レス) id: 58c26fa576 (このIDを非表示/違反報告)
桜匁(プロフ) - ててて、てんちゃん!!!!! ついに、ついに!! 続編おめでとうございます!!!! 相変わらず、神谷ちゃんが天使。通常運転でニヤニヤしてしまいました……!! 金魚の金太郎(三代目)ですね、私も取りに行きます。(真顔)。 (2019年5月21日 21時) (レス) id: 58c26fa576 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:堕天使 | 作成日時:2019年5月21日 21時

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