【銀魂】女隊士と愉快な仲間達８５

３９９２話 ページ11

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結局、日輪さんとの打ち合わせには万事屋もそのまま参加することとなったわけだが･･････取り敢えず、事件の詳細はこうだ。

簡単に言ってしまえば吉原で仕事する女性らが、朝になると姿を消している。被害人数が十名以上に上ることから、ただの失踪事件ではなく誰かが何らかの意図を持って誘拐していると言っても過言ではない。

自警団百華も連日捜査をつづけているらしいのだが、手掛かりすら得られていない状況だ。というわけで、真選組の出動が余儀なくされたのである。



神楽「手掛かりもないのに、どうやって捕まえるネ」

晴太「オイラもそう思って、沢山考えた。そして、一つだけ思い付いたんだ」

「お、どんな作戦？」



興味を前面に押し出して聞いてみれば「銀さんが女装して遊女になり切ればいいんじゃないかなって！」と、確かな瞳でそう告げた。私達は思わず、一斉に沈黙を呟く。



晴太「だって前もそうやって潜入しただろ！だから、今回も遊女に成りすまして、犯人を炙り出せば良いんじゃないかな、って思って」

近藤「まあ確かに、それが一番手っ取り早く捕まえられる方法だよなあ」

「でも旦那の女装なんてそんなの見苦し──」



「あ？」なんて再び胸ぐらを掴もうとしている旦那を見て、ふと思い出したことがある。彼は以前、パー子とかいうオカマに成りすましていたのだ。死んだ目さえ直せば、そこそこいけないことも、ないような気がしないでもないような気が、みたいな。

しかし、それらを黙って聞いていた土方さんは。



土方「万事屋が女装したところでその男がコイツを指名する確証も無いじゃねェか。つか百パー指名しねェだろこんなヤツ」

坂田「多串クゥン？銀さんを舐めてもらっちゃ困るよ？超絶怒涛の美人になっちゃうからね？お宅の貧乳よりも可愛くなれるからね？」

「ねえ旦那、もしかしてそれ私？ねえ？まだ成長期来てないだけですけど？ねえ？おい？」



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