3517話 ページ6
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とある日の幹部会議。例の如く遅刻した私は、汗を拭きながら「寝坊しました」と素直に告げて、座布団の上に正座した。
まずはいつも通り、土方さんの説教が始まる。
土方「会議があるってのを分かってて何で寝坊すんだよ」
「愚問ですね。土方さんは人生で一度も寝坊したことないってんですか?」
土方「お前よりも少ねェことは確かだろーが」
「はいダメェ。それはダメっスよ。その言い草は寝坊を人生で一度もしたことのない人のやつじゃないすか」
土方「だとしても遅刻常習犯のお前にそれを言われる筋合いは無ェ」
「開き直った。はいこの人開き直った。鬼の副長、開き直り事件簿。みなさーん!この人開き直りましたァ!」
土方「お前のその煽り精神はどっから湧いてくんだ!!」
「まあまあ」なんて優しく止めに入る近藤さんだけれど、そんなのでこの副長が止まった試しなどないわけで、激おこプンプン丸真っ最中である彼は今にも刀を抜こうとしていた。
土方「今日という今日は許さねェぞお前、表出やがれ!!」
「忘れちゃ困りますよ、私は召喚士です。身代わりくらい何人でも呼び起こせるんスよ」
土方「くっ、無駄に力強ェ発言しやがって」
「貴方をこの地位から外すことだって可能なんですよ〜ふっふっふ。まあそんなことは置いといて、近藤さん、沖田は?」
土方「勝手に終わらせんな!!」
近藤「総悟は・・・」
「遅刻だね」そう言って苦笑いを浮かべると、私と土方さんの怒りの矛先は、一致したのであった。
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堕天使(プロフ) - ミズキさん» ありがとうございます!!私なんて全然まだまだですけれど、女隊士序盤と比べると少し進化できてるのかも知れません、変化を見届けてくれる人がいるのは本当に幸せです。これからも応援、よろしくお願い致します…!! (2018年7月25日 19時) (レス) id: 725743dc16 (このIDを非表示/違反報告)
堕天使(プロフ) - 青柳さん» こちらこそリクエストありがとう!!!またして!!!ね!!!がんばる!!!!! (2018年7月25日 19時) (レス) id: 725743dc16 (このIDを非表示/違反報告)
堕天使(プロフ) - 柚木さん» ありがとうございます!!嬉しい限りです!とても!!頑張ります!! (2018年7月25日 19時) (レス) id: 725743dc16 (このIDを非表示/違反報告)
堕天使(プロフ) - りおねるさん» ありがとうございます!楽しんでいただけたでしょうか。これからも応援よろしくおねがいします! (2018年7月25日 19時) (レス) id: 725743dc16 (このIDを非表示/違反報告)
堕天使(プロフ) - おとさん» だいすき (2018年7月25日 19時) (レス) id: 725743dc16 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:堕天使 | 作成日時:2018年7月7日 5時