【銀魂】女隊士と愉快な仲間達７５

３５１６話 ↑ ページ5

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「ごめんくださーい」



近藤さん回収の名目で、雨宿りをしにやってきた私。妙ちゃんの家の前でインターフォンを鳴らしながら、もしかしたら雨だから外に出たくないのやも知れないぞと察し、危険な罠を掻い潜るリスクを自ら選んだ。



「お邪魔します」



「雷が鳴るほどの豪雨なんて、土砂災害に巻き込まれる危険性が！」とか何とか言って、雨の中を傘も持たずに走ってストーカーがその辺に転がっていないか入念にチェックしつつ「妙ちゃーん」と声を上げる。

──すると。



「A･･･ちゃん、」

「うぇっ！？」



妖怪濡れゴリラとでも言おうか。
びしょびしょのまま地面に横たわるボロボロのゴリラ、もとい上司を見つけて慌てて叩き起こせば「帰ろう」と珍しく諦めモード。



「あら、Aさん」

「お、妙ちゃんやん！お久しぶりやーん！勝手にお邪魔してすんまへんなあ！」

「関西人への冒涜は良いから、さっさと彼をカラスの餌にでもしておいてくださる？」

「かしこま」



「ほら、行きますよゴミ捨て場」とふざけて近藤さんを背負おうとするも、重くて断念。腕を自分の肩に回し共に歩むか、引き摺るかの二択しかないということに気付き、私は真っ先に襟元を掴んだ。



「レッツラゴーですよ。雨にもお妙さんにもふられた近藤さん」

近藤「雨にも負けず、お妙さんにも負けず･･･」

「無理ですね」



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