【番外篇3z】プロの付く日 ページ39
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「そろそろわかりました?」
高杉「テメェが校内でバカだと騒がれる理由はよーく分かった」
「バカと天才は紙一重って言いますし、結局のところそれ褒めてんじゃないスかあ」
高杉「ここまでヤベェ人間にゃ出会ったことが無ェ」
水分を補充する訳でもなく、昼食をとる訳でもない。ただひたすらに目的もなく昼寝をして過ごしている高杉くんは、どこかのドSバカと似ているところがあるのかも知れない。
そんなに寝なければいけないだなんて、朝までオンラインゲームでもしているのだろうか。だとしたらぜひ、フレンドになって頂きたいのだけれど。
「じゃあ出血大サービスですよ」
果汁百パーセントのパックに入ったオレンジジュースを吸い上げて「プロ、が最初の言葉です」と人差し指を高らかに立ててみる。せめて一つや二つ、案を挙げてくれても良いのに。
いい加減、何も話さずに黙っている彼に物理的攻撃を仕掛けようとすれば、古い扉がギシギシと音を上げた。
「あら、沖田くん」
沖田「やっぱ、此処に居やがった」
「何だねその言い方は」
両手を腰に当てて少しばかり胸を張り、弧を描く。
すると「今日、じゃんけんの日なの忘れやした?」なんて拳で威圧感を示すので「忘れてました」とすぐに降参した。
毎週月曜日は、クラスメイトの沖田総悟とじゃんけんをし、負けた方が買った方に飯を奢るという謎の恒例行事がある。
「間違って普通にお弁当作ってきてしまったよ」
沖田「ンなのゴミ箱行きに決まってら」
「えー、Aちゃんお手製弁当は売ろうと思えばそれなりの値段で売れるぞ?きっと」
沖田「絶対ェ毒入れてんだろ」
「そりゃお前だ」
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堕天使(プロフ) - ミズキさん» ありがとうございます!!私なんて全然まだまだですけれど、女隊士序盤と比べると少し進化できてるのかも知れません、変化を見届けてくれる人がいるのは本当に幸せです。これからも応援、よろしくお願い致します…!! (2018年7月25日 19時) (レス) id: 725743dc16 (このIDを非表示/違反報告)
堕天使(プロフ) - 青柳さん» こちらこそリクエストありがとう!!!またして!!!ね!!!がんばる!!!!! (2018年7月25日 19時) (レス) id: 725743dc16 (このIDを非表示/違反報告)
堕天使(プロフ) - 柚木さん» ありがとうございます!!嬉しい限りです!とても!!頑張ります!! (2018年7月25日 19時) (レス) id: 725743dc16 (このIDを非表示/違反報告)
堕天使(プロフ) - りおねるさん» ありがとうございます!楽しんでいただけたでしょうか。これからも応援よろしくおねがいします! (2018年7月25日 19時) (レス) id: 725743dc16 (このIDを非表示/違反報告)
堕天使(プロフ) - おとさん» だいすき (2018年7月25日 19時) (レス) id: 725743dc16 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:堕天使 | 作成日時:2018年7月7日 5時