【銀魂】女隊士と愉快な仲間達６９

３２４０話 ページ7

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「いやあ、今日は晴れたねえ。そろそろ雪溶けちゃいそう」

沖田「今夜もちょこっと降るらしいですぜ」

「えーそれ積もらないの？」

沖田「ちょこっとって言ってんだろーが」

「マジかよ･･･今年まだ雪合戦してないじゃん、やりたい」

沖田「アンタの中で毎年恒例になってるみてェですけど、参加させられるこっちの身にもなってくだせェよ」

「本当は楽しいくせにぃ」

沖田「楽しかねェや、あんなの」



天気がコロコロ変わるのは、何が影響しているのか。気温差も激しくて、完治しそうな風邪をまたひきそうな気分になってくる。これだけ鼻水が出てしまったら、地球の為にも良くない。

病院で貰った薬はあと二日で切れる。もう一度診察して再び処方してもらおうかと考える今日この頃、何か気を紛らわす事の出来るゲームを探していた。



「まあいいや。全部溶けちゃう前にやろうね」

沖田「だからやらねェっつの」

「取り敢えず部屋戻るわ。詰んでたゲームの攻略法思い付いちゃったから」

沖田「へいへい」



そう言って椅子から腰を上げ、食堂を出る。
程なくして到着した自室の畳の上にごろりと体勢を崩せば、目に浮かぶのはあの光景。生々しい血が身体から吹き出す音と、タコ男の悶える声。私の手の甲に落とされた口の意味は、何だったのか。

死ぬ間際に握り締めたくしゃくしゃの写真は、血だらけで何が写っているのか良く分からなかった。でも、妙ちゃんと神楽ちゃんの誕生会の時に撮影した集合写真だと判明して、意志とは反して涙が止まらなかったのが記憶に新しい。



「ほんっと、バカだよ」



彼は、真選組にとっての裏切り者であった事に変わりはない。それを否定する気も無ければ、受け入れる努力をしない訳でも無い。ただ、人質を取られて内通者になったと聞いては、こちらも黙ってはいられないだろう。

もう一つ、驚いたのは田本くんについてだ。彼の部屋に今回の事件に類似している過去の捜査資料が置いてあったのは意図的で間違いなかったのだが、仮説は正解と少しズレていた。

簡単に言えば、計画を知られてしまったがために消されたのである。



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