【銀魂】女隊士と愉快な仲間達６９

３２３６話 ページ3

.
☆ 土方side ☆



土方「続編に行ってるから分かり難いけど、一話前にまあまあ出てたキャラが死んだんだぞ！？ネタにするスピードえげつねェな！！」

沖田「アンタもメタいし早ェよ。ツッコミだからって許されやせんぜ」



終わりに近付いていた葬儀は、一気に空気が変わってしまう。これが正解だとは誰一人として思えないだろうと、俺は考える。というか正解だと思った奴が居たならソイツは切腹もんだ。

加速し始めるギャグ展開に、最早止められる者は悲しい事に存在しておらず。



「大体長過ぎなんですよシリアスが！！こんな長ったらしいの誰が見るんです！？需要あります！？『ポロリもあるよ♡ドキドキッ、女隊士の潜入捜査！』の方が確実に伸びる！！」

土方「それこそ誰が見んだよ！！」

桃太郎「俺が見ます！！」

土方「知らねェわ！！」

近藤「Aちゃん、それのお妙さんバージョンはあるんだろうな」

土方「真剣な顔で何言ってんだアンタも！！無ェよ！！ある訳無ェだろ！！」

ミンミン「馬鹿ねぇAちゃん。『上司と部下の身体関係(ベーコンレタス)』の方が伸びるに決まってるでしょう？」

沖田「テメェが一番の馬鹿だろ」



もう、破茶滅茶である。
一応今回の葬儀は親族は居ない。それは別でやると決定されたので、この場に居るのは隊士のみ。もし居たらと思うと、吐き気がした。

すると「あァアアもう黙りやがれ！！」と言って立ち上がった、黙ってこの様子を見ていた住職。遂に我慢ならずに叫んでしまったようだ。意外な人物の登場に、誰もが驚きを隠せない。



「今、葬儀中！！声荒げちゃいけねェんだよ分かんねェのか！！こちとら朝っぱらから見たくもねェ漢字と睨めっこしてるってのに！！」



再開された葬儀は、始まった当初よりも静まり返り、開けようにも口は開こうとしなかった。



.

３２３７話→←３２３５話 一番のえんぎもん篇↓

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す