3211話 ページ26
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三時間、頭をフル回転させっ放しで過ごした訳なのだが、眠気は一向にやって来ない。その為、あと二時間はやろうと意気込んでいたのだが、一睡もしていない終兄さんは結構死にそうな目をしている。
・・・・・・よって、解散となった。
「何処行くの?」
山崎「病院。護衛の原田と交代してくるよ」
「ふーん」
山崎「・・・・・・何、その顔」
「私も付いて行って良い?」
山崎「うーん」
「うーん?」
山崎「副長の許可が無いからなあ」
「ふーん」
山崎「うーん」
口を尖らせたり、頭を悩ませたり、謎の空気が流れている。だが山崎は許してはくれず「タコ男の様子も見たいし・・・」と付け足すも「治りかけなんだから、休んでて」と肩をポン、と叩かれた。
正直、今の屯所は居心地が悪い。
夜中だから誰にも会わないだろうと思い、食堂で寛ぐという大胆な行為に及んでいたが、昼間は流石に視線が痛い。私と一緒に行動をしていると、その人に迷惑をかけるし、部屋から一歩も出ないのも退屈だし。かなりの葛藤がある。
山崎「・・・・・・うーん」
その様子を見て山崎は、再び頭を悩ませた。
山崎「よし、分かった。一緒に行こうか」
「おっ本当に!?さっすがあ!」
山崎「その代わり、護衛だよ」
「ばっちこい!」
山崎「じゃあ、マスクしておいで」
「おっしゃ!待ってて!」
山崎「(何故だろう、幼児の保護者になった気分だ)」
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堕天使(プロフ) - 今回のシリアスは、話が話なだけに皆様の反応が心配で心配で、コメントを見るたびに励まされて頑張ろうってなって、なのに更新しないでコメ返もしないで放置して…反省します。これからもハラハラドキドキさせられるように、頑張ります!!!!よろしくお願いします!! (2018年3月19日 14時) (レス) id: 725743dc16 (このIDを非表示/違反報告)
堕天使(プロフ) - 要約するとひたすらありがとうでいっぱいです。ありがとうございます。コメントが来る度にちらちら見てました(何故返さない)リクエスト、了解致しました、それこそ遅くなりそうですが気長にお待ちください…(頭抱え) (2018年3月19日 14時) (レス) id: 725743dc16 (このIDを非表示/違反報告)
堕天使(プロフ) - 皆様、たくさんのコメントありがとうございます!そして、返信するのが遅すぎて一括でやるはめになってしまって申し訳ございません。一人一人返したいのは山々なのですが、連続で操作すると占ツク自体が重くなりそうなので今回は気持ちだけお家に訪問してるつもりで… (2018年3月19日 14時) (レス) id: 725743dc16 (このIDを非表示/違反報告)
千鳥(プロフ) - 文字数ギリギリの長文失礼しました。 (2018年3月6日 17時) (レス) id: 042eec4381 (このIDを非表示/違反報告)
千鳥(プロフ) - タコおおお!!!名前がない隊士が死ぬのとは訳が違う!死なないでえ!またタコ男も含めた真選組のギャグが見たかったァ!これだけ長い小説だからこそ読者である私達もオリキャラへの愛が生まれて、死んだ時の悲しさが増すんだろうなって思ったよ。続編楽しみにしてる! (2018年3月6日 17時) (レス) id: 042eec4381 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:堕天使 | 作成日時:2018年2月10日 17時