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3188話 ページ3

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近藤さんは、幕府上官に今回の件を説明しに回っていたらしい。松平のとっつぁんが世間に事実を述べ、近藤さんが身内の上へ事実を述べる。
普通は逆、或いは二つの役割を二人がするだろうが、世の中に求められているのは説得力のある言葉。一方、幕府に求められているのは紛れもない事実を洗いざらい話す事。似ているようで、実は大きく異なる。

とっつぁんはかなり大雑把だ。というか、適当だ。
けれど、近藤さんより地位が上で、結果的にはいつも事件を素早く解決に導いているため、世間に説明するのは彼が良いだろうと決まったらしい。

そんなこんなで運転手に命じられた米澤という隊士と二人で、江戸城に出向いた局長。その道中に狙われたはず、と彼は言う。



沖田「土方は他に何も?」

「はい・・・」

「ひ、一つ良いかな」



漸く落ち着きを取り戻した手を、胸の辺りで小さく開くと隊士は「何でしょう」と怪訝そうな顔でこちらを向いた。どうやら、根も葉もない噂は屯所全域に伝わっていると考えて問題ない様子。



「江戸城へ向かう道中・・・って言っても、道はいくらでもあるよね。米澤くんはどの道を使ったか、とか何か話してなかった?」

「・・・・・・えぇ、米澤はパニックになってて、よく覚えてないとか」

「じゃあ、米澤くんは救急車を呼んでないの?呼んでたら場所を伝えるために周りを見てるはず・・・」

「はぁ。えっと、救急車は使わず、パトカーでそのまま運んだ・・・とか言ってましたけど」



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設定タグ:銀魂 , 女隊士   
作品ジャンル:ギャグ
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堕天使(プロフ) - 今回のシリアスは、話が話なだけに皆様の反応が心配で心配で、コメントを見るたびに励まされて頑張ろうってなって、なのに更新しないでコメ返もしないで放置して…反省します。これからもハラハラドキドキさせられるように、頑張ります!!!!よろしくお願いします!! (2018年3月19日 14時) (レス) id: 725743dc16 (このIDを非表示/違反報告)
堕天使(プロフ) - 要約するとひたすらありがとうでいっぱいです。ありがとうございます。コメントが来る度にちらちら見てました(何故返さない)リクエスト、了解致しました、それこそ遅くなりそうですが気長にお待ちください…(頭抱え) (2018年3月19日 14時) (レス) id: 725743dc16 (このIDを非表示/違反報告)
堕天使(プロフ) - 皆様、たくさんのコメントありがとうございます!そして、返信するのが遅すぎて一括でやるはめになってしまって申し訳ございません。一人一人返したいのは山々なのですが、連続で操作すると占ツク自体が重くなりそうなので今回は気持ちだけお家に訪問してるつもりで… (2018年3月19日 14時) (レス) id: 725743dc16 (このIDを非表示/違反報告)
千鳥(プロフ) - 文字数ギリギリの長文失礼しました。 (2018年3月6日 17時) (レス) id: 042eec4381 (このIDを非表示/違反報告)
千鳥(プロフ) - タコおおお!!!名前がない隊士が死ぬのとは訳が違う!死なないでえ!またタコ男も含めた真選組のギャグが見たかったァ!これだけ長い小説だからこそ読者である私達もオリキャラへの愛が生まれて、死んだ時の悲しさが増すんだろうなって思ったよ。続編楽しみにしてる! (2018年3月6日 17時) (レス) id: 042eec4381 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:堕天使 | 作成日時:2018年2月10日 17時

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