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3085話 ページ44

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☆ 新八side ☆



女性と銀さんが茶屋でしていた会話の中で、"同棲"という言葉があった。女性は旅行に行った事になっているらしく、彼氏は彼女が帰って来るとは思っていない。つまり、その事実を利用して隠れて浮気している現場へ出向き、逆に女性が発見の為に利用するというわけだ。

そこに銀さんの存在が必要な理由は明かされておらず、銀さん自身も分からない。実際にその時にならなければ、これから何が起こるかという答えは出ないし、謎解きのヒントも女性の頭にしか無い。
そんな状況下に置かれているからなのか、怒り心頭という様子の二人は、先程の僕の腕のような八つ当たりが出来る何かを探していた。



「此処です」



一緒に住んでいるという平屋に着き、本当に何をするのか理解出来ていない銀さんは、女性に腕を引かれ「え、俺も入るの?」と戸惑っている。そして完璧に巻き込まれる事が確定した。

Aさんは小走りで中を覗ける窓を見つけ、定位置に着く。僕達もそれに続くと、男女がイチャイチャしながら映画を観ているシーンが目に入った。



「あの女が何を企んでいるのか、しっかりその目に焼き付けるんだぞロリータ」

神楽「おうよ、パッキャオ」



酢昆布を咥えタバコのように持ちながら茶番を行う。すると、平然とした顔で銀さんの腕を強く引いた依頼人が突入し、リモコンを操作してテレビを消した。



「なっ何でお前が!?」

「貴方の浮気をこの目で確かめる為よ。紹介するわね、この人は弁護士さん」

坂田「えっ」

「「「えっ」」」

「貴方の浮気現場は写真に収めさせてもらったわ。慰謝料、たんまり頂くから」

「お、オイ待てよ!話し合おう、な!?」



ドラマのような修羅場はどんどん加速して、いよいよ頭が追い付かない。それは銀さんも同じのようで「俺、弁護士なの?」的な表情で依頼人を見つめている。ただ、彼氏に正体を偽っている事をバレるのはマズい。なので、弁護士の顔で立っていた。



「あと、弁護士であり私の婚約者でもあるから」

「「「えっ」」」



どんどん増えてゆく設定に、銀さんの弁護士顔は困惑の色で塗りつぶされた。



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設定タグ:銀魂 , 女隊士   
作品ジャンル:ギャグ
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堕天使(プロフ) - 夜兎姫・ルナさん» ありがとうございます!書き直し、いつかやるとは思ってましたけどね、かなり笑いました笑 勿論読ませていただきます!行ってきます!笑 (2017年12月25日 19時) (レス) id: 725743dc16 (このIDを非表示/違反報告)
堕天使(プロフ) - まろんすけさん» 優しいお言葉ありがとうございます!来年も頑張ります!温かい紅茶を飲みながら暖をとってます笑 まろんすけさんも、風邪にはお気を付けて!笑 (2017年12月25日 19時) (レス) id: 725743dc16 (このIDを非表示/違反報告)
堕天使(プロフ) - ミズキさん» いえいえ!こっちこそ素敵な作品に出会えて感謝したいくらいですよ(*´∀`*) (2017年12月25日 19時) (レス) id: 725743dc16 (このIDを非表示/違反報告)
夜兎姫・ルナ(プロフ) - 銀魂とD.Gray-manのコラボ作で、亀更新ながらも書いているものです。感想を聞かせてもらえると、大変嬉しいです (2017年12月25日 19時) (レス) id: db897215e8 (このIDを非表示/違反報告)
夜兎姫・ルナ(プロフ) - いつも楽しく読ませてもらってます!前回のが、書き直しになったとは気がついたのは最近の話ですが笑 堕天使様、大変恐れ多いのですが私めの作品を読んでくださらないでしょうか (2017年12月25日 19時) (レス) id: db897215e8 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:堕天使 | 作成日時:2017年12月10日 19時

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