【銀魂】女隊士と愉快な仲間達６５

３０７１話 ページ30

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☆ タコ男side ☆



作戦会議という名の言い争いを姐さんに聞かれてしまえば、元も子もない。でこぴんを飛び越えて即レッドカードで退場だ。それでは先輩達を救えない。

なので慌てて近くの局長室に駆け込んだ。先程、副長と食堂の様子を見ていたが、巻き込まれるまいと逃げていたのを俺は知っている。



近藤「どうした、そんなに慌てて」

タコ男「いや･･･その、ちょっと」



事情を説明する為にテレビを消そうとリモコンを持てば「きゃー可愛いっ！」と蝉は悶える。そんな事を言っている場合か、と視線の先を見つめると確かに可愛いという言葉が当てはまるであろうパンダの姿がテレビ画面に映し出されていた。



『今年誕生したばかりのジャンジャンを一目見ようと、大江戸動物園には続々と人が集まっています』

ミンミン「パンダってどうしてこんなに可愛らしいのかしらね、癒されるわー♡総くんの次に」

近藤「大江戸動物園と言えばイケメンゴリラだとかを売り出して人気だったよな。今度はパンダか･･･やし、お妙さんを誘ってみよう」

ミンミン「そういやお妙ちゃんってば、恐竜博物館に行きたいとか言ってたわよ？何でもジュラシック何たらとかいう映画を観たとかで･･･」

近藤「恐竜博物館か！今すぐチケット買って来る！」

タコ男「待ってください！！」

「「え？」」

タコ男「パンダ･･･ゴリラ･･･恐竜･･･行ける、行けるぞ！！」



この計画が成功すれば、姐さんを止められる。
俺は勝利を確信して微笑んだ。



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