【銀魂】女隊士と愉快な仲間達６５

３０５９話 ページ18

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原田「知りませんよ･･･俺･･･」

「大丈夫大丈夫、死んでないし」

「テッテメェ･･･！覚えてろよ！！」
「絶対にぶった斬る･･･！いてててっ！！」

「ほら、元気だし」

原田「はぁ」



タクシーもバイクも無事では無いけれど、カバンは無事だった事だし問題無い。犯人達は原田に任せ、ボロボロのタクシーで運転手とおじいちゃんの元へ走り出す。

酷く驚いたように車体を見て「ど、どうしてくれるんですか･･･」と声を震わせながら運転手は言ったが、にっこり笑顔でこう答えた。



「申し訳ございません。勿論、全額弁償させていただきます。私、土方がそう言ったと上司にも伝えて頂けますか？」

「はい･･･土方さんですね･･･伝えておきます」

「こちらは私、土方の電話番号です。その頃はちょっと喉の調子が悪くて低い声になってしまうかも知れませんが私ですので、金額だけ言って切ってください」

「喉の調子･･･？」

「このタクシーはご老人の為に頑張ってくれました。感謝してます、それじゃ」



そそくさとタクシーを返し、老人の元へ歩く。律儀に立って待っていたので、カバンを渡すと「ありがとう･･･！」と私の手を握って感謝をしてくれた。
良い事をした、と良い気に浸っていれば「礼がしたい！ついてきてくれんか」と歩き出す。

待ってましたと言わんばかりに「はい！」と返事をすると、到着したのはあの柿の木のある家だった。



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