【銀魂】女隊士と愉快な仲間達６４

３０４１話 ページ48

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プーさん「さあ二人共！今日は張り切ってこう！！」

寺門「はい！！」

「張り切れるかァアアア！！」



急に大きな声を出したと認識したスタッフさん達は、驚いて若干本性に引いたような顔をした。だがそんな事はお構い無しに今まで黙っていた分、とことんツッコミを入れる。

三日間の練習。それはそれは地獄のようだった。そこまで完璧にする必要は無いだろうと思っていたのに「ユーはマイナスだ！！マイナスの更にマイナスだ！！ダブルマイナスだ！！」などとふざけた言葉を横から投げてくるクソジジイが居て「それもうプラスじゃね？」と言いたかった。

しかも寝る時間すら与えてくれず「寝たい」と訴えれば「寝てるだろう」と。あれは仮眠だ。私は爆睡がしたかったのだ。

「ユーは歌が下手だ！下手を通り越して更に下手だ！ダブル下手だ！」とか何とか、お前の中でダブルは流行ってんのか、仮面ライダーでもそんなにダブルダブル言ってねぇぞ、と。もうツッコミどころが満載だった。

お通ちゃんは元々入っていた仕事をこなして、一緒にリハーサルが出来たのは昨日だけ。なのに「完璧に合わせろ！君達は二人でダブルだ！」とか言い始めてそりゃダブルだよ二人だもん、という指摘も飲み込んで胃液で溶かして。もうそれはそれは大変だったのだ。



「完璧にしたいんだったら休みも入れろよ！！クッタクタだぞ私！！立ってるのもやっとだよ、足ガクガクだよ！！私達がダブルなんだったらお通ちゃんに本体任せて倒れていたいよ！！お前らの罪を数えたら指足りねェよ！！」

プーさん「本番前に声枯らしたら元も子もないよ」

グラさん「そうさ、元も子もない」

「「はははは！」」

「どこに笑えるところがありました！？」



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