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「マンバ、朝食冷めるわよ。ナイターも！ボス来る前にとっとと食べたらどう？」
「うえぇー…なぞがいつにも増して冷たいよぉ、ぐすん」
機械仕掛けの人形をガシャンガシャンと引きずりながら席に着く硝石。
所詮鉄の塊でしかないが、いざという時には生命が宿ったかのように彼女に操られて動き出す。
私は人形を挟むようにして椅子に座った。
「それ置いてこいよ。機械油塗れのソイツ」
「ハウンドの言う通りだ。ナイター、今この時間にその子は必要かい？」
音もなくヌッと現れたボスに肩を叩かれて、ビビりながら部屋を離れていく硝石。
私はパンをちぎる手を止めて彼女に笑いかける。
『おはよう、ボス！』
「おや、私のかわい子ちゃんは早く起きたようだ。おはよう、マンバ」
頭を撫でて額にキス1つ。
キッチンからマミィが出てきて少し遠くの席に食事を並べていく。
『マミィもおはよ！』
「おはようさん、マンバ」
空いた盆を片手に手を振りかえしてくれる。
あと挨拶してないのは逆刃と解毒剤とクロー。
まぁ、後ででいいかとまたカトラリーを動かす。
「食べながら聞いてほしい。今日の任務内容を話すよ」
ボスが口を開く。
私は目をキラキラさせて、彼女を見つめた。
久しぶりに外でお仕事がしたいな！！
「口と手が止まってんぞ」
『ふぁっへへ』
「飲み込んでから言え」
じー…と呆れた顔をして見つめてくるのをよそに、一口大に切ったソーセージをぱくりと口に入れる。
「で、今日の予定だけども。レクイエムが午前8時から午後2時まで潜入と暗殺。モグラとの取引対応にクロー。これはここで午後12時くらい。夜から硝石と逆刃と解毒剤は湾岸での取引。猟犬となぞは暗殺の依頼がこんもりと溜まってるから片付けよろしくね。以上だ」
ん……？私の名前聞こえなかったな？確認してみよう。
『ねぇボス。私のお仕事は？』
「あぁ、今日も頼まれてくれるかい？書類整理を、ね。
マンバがやるとあの部屋が一掃されるんだよ」
書類整理。…書類整理。……書類整理。
なんで！？！？また！？この前もそれやったけど！？！？
暗殺依頼溜まってるなら少しくらい分けてくれたっていいじゃん！！
『嫌！私もお外に行きたい！』
「外行ったらお前の大嫌いな娼館にぶち込まれんだぞ？」
『仕事ができるんだったらそれでいい！』
「生憎そこの依頼は来てなくてね」
『いーやー！行くのー！』
だけど、声を荒げる私の態度は1ミリも彼女に効いてなかった。
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白狐-bilyakko-(プロフ) - 【湖の宝石】さん» でも、読んでて楽しかったです！それだけは正直に言います！ (2021年9月23日 18時) (
レス) @page4 id: df3d8cbea7 (このIDを非表示/違反報告)
白狐-bilyakko-(プロフ) - 【湖の宝石】さん» 前作でコメント返せなくてごめんなさい！まぁ、あの、理由があって返さなかったんですけれども(^_^;) 決して反応楽しんでたとかそんなんじゃないですからね！？ あと、迷推理ではなく名推理です！これからもどうぞよろしくお願い致します！m(__)m (2021年9月23日 18時) (レス) @page4 id: df3d8cbea7 (このIDを非表示/違反報告)
【湖の宝石】(プロフ) - なるほど…登場した人達がわかってスッキリしました。時々正解しててちょっと喜んでる自分がいますw 更新頑張ってください (2021年9月23日 18時) (レス) @page2 id: 664df39994 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：白狐-bilyakko- | 作成日時：2021年9月22日 21時
