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【54】志麻side ページ18

東京都内某所。

俺達は今年行われる春ツのリハで集まっている。
最近はダンスを取り入れるようになったから、その振り付けを覚えるのに全員苦戦している。
とはいえ、始めたばかりの頃に比べれば随分と上達したと思う。

「今日はここまでにしましょう」と振り付けを教えてくれる人が声をかけると、俺達は「お疲れ様でした」と頭を下げ、帰る準備をする。


う「皆この後、予定とかある?」


一足先に着替え終えたうらたさんが突然、質問を投げかける。


し「俺は特にはないで」

セ「俺も無いですね。明日は会社が休みやから、ゆっくり出来ますし」

さ「でも、何でそんな事を聞くん?」


センラさん休みなんや。珍しい。
そんなことを考えながら、坂田の質問に対する答えが気になるためうらたさんに目を向ける。


う「いやぁ〜…久しぶりに会ったから、飯食べに行こうかなーって思って」


少し照れくさそうに頬をかきながら呟くうらたさん。

確かに、(Aを交えながら)通話では頻繁に話していたが、直接会うのは久しぶりだ。
記憶が正しければ、夏ツが終わってからは四人揃って、というのはなかったと思う。


セ「いいですね!皆でご飯食べましょ」

さ「えぇ…俺はいい…」
う「Aの合格祝いについて話したいから来てくれると助かるなー」

さ「おっしゃ。俺も行くわ」


坂田の「俺はいいや」が発動される前にうらたさんが遮ると、手のひらを返したように「行く」発言をして、嬉しそうにする坂田。
態度の変わりように苦笑いを浮かべていると、「まーしぃも行くってことでOK?」と言われた。
「あぁ、OKや」と返事をして、建物を出る。


.


着いたのは近くにある居酒屋。
この居酒屋には個室があるため、人目を気にする必要がない。
店員に案内されたあと、飲みたいものや食べたいものを注文する。
もちろん、俺とセンラさんはお酒。
うらさかはウーロン茶だ。
先に飲み物が運ばれてきたため、とりあえず乾杯をして、一口飲む。
うん、うまい!

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設定タグ:歌い手 , 浦島坂田船 , 夢小説   
作品ジャンル:恋愛
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八重桜(プロフ) - ゆみかさん» 初コメありがとうございます!やはりうらさんでしたか…(白目)教えて下さりありがとうございます!更新は遅めですが、頑張ります! (2020年3月12日 3時) (レス) id: 62b3e739f9 (このIDを非表示/違反報告)
ゆみか(プロフ) - 初コメ失礼します!確かうらさんって読んでいた気がします!とっても面白いのでこれからも頑張ってください! (2020年3月8日 13時) (レス) id: bac69d1b88 (このIDを非表示/違反報告)
八重桜(プロフ) - そらるなさん» コメントありがとうございます!楽しんで貰えたようで嬉しいです!これからも更新頑張っていきます! (2020年2月22日 5時) (レス) id: 62b3e739f9 (このIDを非表示/違反報告)
八重桜(プロフ) - over the rainさん» いつもコメントありがとうございます!無事に更新できました(汗)これからもよろしくお願いしますm(_ _)m (2020年2月22日 5時) (レス) id: 62b3e739f9 (このIDを非表示/違反報告)
そらるな - 最初から見ました!  すっごく面白かったです。  更新頑張ってください! (2020年2月15日 18時) (レス) id: 4a84e506c1 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:八重桜 | 作成日時:2019年9月23日 4時

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