【33】坂田side ページ44
✱✱✱
まぁ、こんな感じの会話を繰り広げて今に至る。
その後無視してた訳じゃないんやけど、うらたさんが拗ねてしまったから慰めるのにちょっと時間がかかってしまった。
まあ、立ち直って電話をする口実を考えてくれたんやけどね。
少し大変でした。はい。
セ「へぇ、体育祭のダンスで衣装がいるんやね。」
『うん。まぁ衣装って言っても体操着の上に羽織ったり、履いたりするだけのものなんだけどね。』
し「めっちゃその衣装見たいんやけど。写真撮って送ってくれん?」
『いいけど…そんな見るようなクオリティじゃないよ?』
さ「いいって、いいって!俺らも気になるし!」
『分かった。今度写真撮っておくね。』
「よっしゃ!」と喜ぶと『あまり期待はしないでね』と照れたように言うA。
その声が可愛くて思わず顔を赤らめる。
ほんと、顔が見えてなくてよかった…
う「あ、A。時間は大丈夫か?そろそろ一時間経つけど。」
『え。もうそんな時間か…』
うらたさんの言葉をきいて通話時間を見てみると、確かにもう少しで一時間が経とうとしている。
し「それじゃ、今日はお開きとしますか。」
セ「Aは明日も早いんやろ?」
『そうだね…もうちょっと話したかった。』
さ「また時間がある時に話そうや。俺だけでよかったら時間空いてる時、相手してあげれるで。」
う「何さりげなく抜けがけしようとしてんだ、お前は。」
し「お、俺も、話し相手になることできるからな!」
セ「俺やってできるからな!やから、何時でも頼ってな!」
う「…俺も大丈夫だから。連絡くれ!」
俺に対抗しようとしているのか必死になってAに呼びかける三人。
子供か。いや、俺も人のこと言えんけどさ。
『ふふっ、ありがとう。またお話しよう。…皆もお仕事頑張ってね。』
し「…ん、ありがと。無理すんなよ。」
セ「ありがとう。その言葉だけで、充分頑張れるわ。」
う「Aも頑張れよ。下手に溜め込んだりするんじゃねえぞ。」
さ「俺らのこと、何時でも頼ってな。できる限りのことはするから。」
『うん、ありがとう。おやすみ。』
「おやすみー」と四人で返事を返すと、それを聞いた後でAは通話から抜けていった。
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八重桜(プロフ) - 坂田家@ななみさん» 突然の告白ありがとうございます(笑)楽しんでいただけているようで嬉しいです。ぜひ充実した青春をお過ごしください(( 頑張って更新していきます! (2019年9月22日 18時) (レス) id: 62b3e739f9 (このIDを非表示/違反報告)
坂田家@ななみ - 好きです(((唐突 いつも楽しみにしています! 私はまだ中学2年なので青春はこれからなのだグヘヘ(((殴 これからも頑張ってください! (2019年9月22日 12時) (レス) id: 2a6ac8898b (このIDを非表示/違反報告)
八重桜(プロフ) - もこ。さん» コメントありがとうございます!楽しんでいただけているようで、とても嬉しいです!自分もあまり青春らしいことを経験してこなかったので、せめてここでは…と思い、楽しんでいる夢主さんを書いてみました。ちゃんと完結できるように更新していきます! (2019年9月19日 4時) (レス) id: 62b3e739f9 (このIDを非表示/違反報告)
もこ。 - 初めまして。自分は学生ではないのですが、ウキウキとしてしまいました。青春というものをしてこなかったので、最初からキュンキュンしてしまい、夢中になって虜になりました!これからどんな風に進むのかが楽しみで、唯一の癒しになりました。応援してます (2019年9月18日 19時) (レス) id: 180e559c34 (このIDを非表示/違反報告)
八重桜(プロフ) - りんさん» コメントありがとうございます。楽しんでいただけているようで何よりです!コールのご指摘もありがとうございます。後ほど修正いたします! (2019年9月17日 18時) (レス) id: 62b3e739f9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:八重桜 | 作成日時:2019年9月4日 4時