8* 警察に捕まりました ページ9
「あの〜すいません…
トイレは何処ですか……？」
「はぁ？」「行こっ」
自分の家でトイレが見つからないので
街に出てとりあえず人に聞きまくる事にした彼女
…しかし当然、町民たちは逃げていく。
洋服を着た少女が、“トイレ”という知らない単語を聞いてくるのだ。
「何で逃げてくの…！？」
？「What are you doing here!?」
「………え？」
すると、突然聞こえてきた英語。
この街でも聞くことができると思っていなかったので、いきなりの事に彼女が止まった。
？「You're a weirdo!? You fool!!!」
「え、え、ええ！？」
何だか聞いたことのある声。
しかしその声は、戸惑う彼女に凄い罵声を浴びせていた。
……いや、しかし、まさか。…そんな。
思いながらも、ゆっくりと振り返る。
……そこには。
黒い隊服を着た、煙草男が立っていた。
「………ひじ、か……っ」
？「……あ？ お前ェ……日本人か？」
思わず、彼の名前を言いそうになってしまって
慌てて口を閉じる。
すると、吸っていた煙草を近くの灰皿に捨てて
こちらを見てきた。
？「トイレを聞いてるっていう不審者らしいから
てっきり外国人かと……しかも、女かよ」
「……っ」
大きくため息をついた男――基、土方十四郎。
彼女は、土方が原作で一番大好きなのである。
そんな彼が……今、私の前に立っている。
それだけで……何故か、涙が出てきた。
土「…！？ 何で泣いてんだよ！」
「す、みませ、」
土「……とにかく！！ 署まで来い、話を聞かせてもらうからな
……いいか？」
「は、い」
土「おい、たく……泣くな」
嬉しさに涙が止まらずに居ると
不器用に、彼の隊服でAの頬を拭って。
それすらもキュンキュンして、また泣いた。
＊
土「……で？ 一体あそこで何してたんだ」
「あの……トイレに行きたくて」
土「あのなァ…この街じゃトイレじゃ伝わらねェ
普通の人間なら、厠と言うだろ」
「……(げ)」
現代の感覚で居たので、この時代は厠というのを
すっかり忘れてしまっていた。
思わずしまった、というような顔をすると
土方は煙草に火を点けて彼女の顔を見つめた。
土「それに…何故洋服を着ている？
そりゃ外国の中等学校の制服だろ」
「え！？」
土「知らないで着てたのか？
何なんだお前は…？」
ますます怪しがられて、更に下を向くA。
するとそこに、また新たな声がした。
？「土方さん、俺を差し置いて
一人楽しく拷問ですかィ？」
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おそらまめ@個人経営(プロフ) - 若葉さん» ありがとうございます！沖田くんは神の上ですね！（は？） (2020年3月15日 1時) (
レス) id: a071833898 (このIDを非表示/違反報告)
若葉 - この作品は神です! 沖田くんは神神です!(?) (2020年3月14日 23時) (レス) id: 4dface175c (このIDを非表示/違反報告)
おそらまめ@個人経営(プロフ) - Dsloveさん» 歩きスマホしちゃってますね。すいません、ご指摘ありがとうございます、、、 (2018年9月11日 23時) (レス) id: 0b0bec3b96 (このIDを非表示/違反報告)
Dslove(プロフ) - 歩きｽﾏﾎですか？ (2018年9月11日 22時) (携帯から) (レス) id: 998ae028aa (このIDを非表示/違反報告)
ミリア - 凄く気に入った作品で大好きですもし今後他の作品を作る予定があったら銀魂の銀時か高杉の姉か妹がワールドトリガーかアニメKか転生したらスライムだった件の世界にトリップか転生した作品が読んでみたいです説明が下手だったらすみませんこれからも更新頑張って下さい (2017年10月29日 12時) (レス) id: 14f5017be6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：おそらまめ
| 作成日時：2016年8月31日 23時
