5* 大好きな銀髪の人に会います ページ6
お登勢さん！！……と叫びたいものの、
名前を知っていれば気味悪がられるので
わざと知らないふりをして、話しかける。
「あ、あああの！
道を、尋ねたいんですが…！」
登「ああ、アンタかぶき町出身じゃないのかい？
そりゃ見知らぬ顔だわねぇ…ちょいと入りな」
やっぱり面倒見のいい性格で
初対面のAの事を快く受け入れてくれた。
中は、10畳程のスナックだった。
L字型のカウンターと、3つの机。
真ん中のカウンターに彼女が座れば、奥から2人、女性が出て来た。
？「お登勢サン、その女ダレですカ？」
？「おや……会った事がない人ですね」
登「キャサリン、タマ、挨拶しな
わざわざ地方から来た子だよ」
緑の髪を編んだ、端正な顔立ちの白い女性。
反対に、褐色な肌色で凛々しい顔の女性。
……当然、Aはこの二人を知っている。
タ「初めまして、タマです
どうぞよろしくお願いします」
キ「おい外界人、テメ天人じゃネェだろうナ」
「初めまして、お二方！ そして、お登勢さん！
私はAといいます！」
登「それじゃあ、A
改めて…道案内の事なんだけどね
生憎アタシ達はこれから店を開けるんだ
だから、悪いんだけどねェ……
道案内は、上にいる奴に頼んでくれるかい？」
上にいる、奴。
その言葉で、Aはセンサーが反応した。
……その人物が誰なのかも、……当然。
「あの……上にいる人って……」
登「看板に書いてあったろう？
“万事屋銀ちゃん”さ。
ただし、安定しない職業だし収入を得ないから
家賃もまともに払えないバカさ
道案内ってだけで金ぼったくられるかもね」
「いいんです！ 道案内してくれるなら！」
……本音は、“銀ちゃんに会えるなら”、だが。
登「なら、アタシが上まで案内するよ
ついといで」
「はい！」
元気良く返事をしたAはお登勢に着いて行く
階段を上る、それすらもまた、新鮮で。
登「おい、銀時ィ！！
居るんだろォ！？ 居留守使ってんじゃねぇ！」
ドンドン、と別人みたいに扉を叩くお登勢。
だが、それを見てAはふ、と笑う。
……やがてすぐに、奥からドタドタという音。
そして、引き戸はガラリと勢い良く開いた。
銀「ギャーギャーやかましいんだよ！！
家賃は再来月払うっつったろ！！！」
登「何１ヶ月分引き伸ばししてんだ！！」
「……！！」
夢にまで見た、銀髪と目が合った。
6* 自分の家に案内されます→←4* 見知った顔を見つけました
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 414人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「銀魂」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
おそらまめ@個人経営(プロフ) - 若葉さん» ありがとうございます！沖田くんは神の上ですね！（は？） (2020年3月15日 1時) (
レス) id: a071833898 (このIDを非表示/違反報告)
若葉 - この作品は神です! 沖田くんは神神です!(?) (2020年3月14日 23時) (レス) id: 4dface175c (このIDを非表示/違反報告)
おそらまめ@個人経営(プロフ) - Dsloveさん» 歩きスマホしちゃってますね。すいません、ご指摘ありがとうございます、、、 (2018年9月11日 23時) (レス) id: 0b0bec3b96 (このIDを非表示/違反報告)
Dslove(プロフ) - 歩きｽﾏﾎですか？ (2018年9月11日 22時) (携帯から) (レス) id: 998ae028aa (このIDを非表示/違反報告)
ミリア - 凄く気に入った作品で大好きですもし今後他の作品を作る予定があったら銀魂の銀時か高杉の姉か妹がワールドトリガーかアニメKか転生したらスライムだった件の世界にトリップか転生した作品が読んでみたいです説明が下手だったらすみませんこれからも更新頑張って下さい (2017年10月29日 12時) (レス) id: 14f5017be6 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：おそらまめ
| 作成日時：2016年8月31日 23時
