ん ページ3
「……A、もう体育館閉めるから」
「あ、うん。分かった、じゃあまた明日」
自主練の時間も終わり、体育館を閉めようとAに声をかける
瞬間、Aが普通の女の子に戻る
及川お疲れ様、なんて爽やかな笑顔を向けるもんだから、
どうしてコレがああなるんだろうか、とつくづく思う
「何であの時間だけ……」
体育館の鍵を返してから部室に戻ると、真っ先にAについて聞かれた
「帰ったよ。戻ってたし」
そういえば、皆が盛大にため息をついた
いつからだっけ、Aがあんなド変態に成り下がったのは
「あいつまじで二重人格とかなの？」
「2年間過ごしてきたアレは一体何？」
「Aさん、部活後だけは本当に気持ち悪いですよね」
そう、部活後から体育館を閉めるまでのあの時間だけが、狂ったように俺たちの体を求めてくるのだ
……言い方が悪すぎる気がするけどこの表現が適切なのでご容赦願いたい
「それ以外は、本当に良いマネだし良い女だし良いヤツなのにな」
「俺、練習着の首元尽くダメになってく…今日は血まで付いた…」
「俺もだわ」
マッキーと松つんは首元がヨレヨレの練習着を着ている
岩ちゃんは基本いつも腕まくりなので支障はない
国見ちゃんは比較的長めのズボンを履くようになった
金田一は髪の毛だし、矢巾は腰だし、狂犬ちゃんは目、渡っちは声
ちなみに俺は、
「及川さんが羨ましいです」
「及川さんだけ無害ってズルくないですか」
Aのお気に召す部位がないらしい、辛い
被害に遭ってるの見て可哀想とかAキモイとか散々思うけど、
「俺だけないのも何か敗北感……！！」
「幸せな悩み持ってんじゃねぇぞコラ！」
「俺らの苦労知ってる？知っててそれ？」
マッキーと松つんの被害はたしかにね、凄まじいと思う
でもでも何もされないのも悲しいよ、俺そんなに魅力ない？
「でも本当に、Aさんいつからあんな風に……」
豹変したのは、それはそれは突然だった
合宿の最終日だっただろうか、俺達がAのいる浴場に足を踏み入れたのは
そうだ、確実にそうだ、そこからAは可笑しくなったんだ
『お前らが私の裸見たんだから、それに見合う対価を支払ってもらうから』
そうほくそ笑んだAは、最高に怖かったのを覚えてる
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あだしの。(プロフ) - kimaさん» 釣りと言っては聞こえが悪いですが、シリアスと見せかけて......という作品ですので、御容赦下さい！ (2019年10月25日 21時) (
レス) id: c009a911ee (このIDを非表示/違反報告)
kima(プロフ) - 最初のシリアス感は一体どこへ…？ (2019年10月25日 18時) (レス) id: 63736b3e41 (このIDを非表示/違反報告)
渚＠��(プロフ) - あだしの。さん» えへ。僕はくにみんの生足とやはばんの腰が欲しいです。ぐふ(ただの変態) (2019年10月14日 13時) (レス) id: fb112923a5 (このIDを非表示/違反報告)
あだしの。(プロフ) - 渚＠�擦気�» ただひたすらに私の欲望が詰まってますから(菩薩顔) 私も松つんの首が欲しいです、切実に。 (2019年10月14日 13時) (レス) id: c009a911ee (このIDを非表示/違反報告)
渚＠��(プロフ) - いや笑いました。ていうか……夢主ちゃん羨ましいですね(真顔) (2019年10月14日 12時) (レス) id: fb112923a5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あだしの。
| 作成日時：2019年10月13日 21時
