【銀魂】坂田銀時が好きすぎて 短編集

お兄ちゃん、やめて ページ23

朝


私はデートの約束があり



待ち合わせの公園まで向かった



公園について、ベンチを見たら知ってる人が1人



沖田「あ、オイA、三回まわってお手からのワンしやがれィ」



A「え？！なにそれ、挨拶って知ってる？朝、まずおはようだよね？」


沖田「あれ、知らねぇのかィ。今日から江戸は、朝の挨拶はおはようじゃなく、3回まわってお手からのワンになったんでさァ」



A「嘘つけェ！あったとしてもやらないわ！そんな国滅んじまえ！！」



銀時「おいおい総一郎くん？？俺のAちゃんに何させようとしてるわけ？」


沖田「旦那、総悟でさァ」


後ろから腕を回され、よく聴きなれた声が聞こえた


A「銀ちゃん！遅いよ！」


銀時「わりぃ、寝坊とかじゃないからね？？ただちょっとアレがアレしてこうなったわけよ」



A「いや寝坊だろ！全然分かんねーよ！ていうか！なんで」




なんで




A「なんでお兄ちゃんがいるの！！」



私の兄



沖田「見まわりでさァ、多分」




真選組一番隊隊長


沖田総悟である



銀時「え？総一郎くんが可愛いAを送ってきたとかじゃないの？」


沖田「旦那、総悟でさァ。さっきの聞いてた？」



まずなんでここにいるの？！



A「違う！送ってもらってない！ここに来たら既にいたの！」



銀時「あちゃ〜シスコンも大概にしないと、ほら、嫌われちゃいますよ？弟よ」




沖田「旦那の弟にはなりやせん、とにかく今日はAを連れて帰っていいですかィ？
Aはいいとこの坊ちゃんと縁談の話があるんでさァ」



銀時「え？！マジ？！」


A「いや嘘だから」



沖田「A、そういえば今日は姉上が遊びにくるんでさァ、帰って姉上をもてなしてくれィ」



A「それも嘘でしょ、だって姉上と昨日LINEしたけど今日病院って言ってたもん」



銀時「お前のお兄ちゃん、ありとあらゆる手段で俺らのデート止めにくるじゃん」


沖田「Sの血が騒ぐんでさァ」



A「銀ちゃんとデートするのそんなにダメなの....？」



涙目で訴えてみる



沖田「.....ダメ......じゃねーけど......」



なんかごにょごにょ言い始めて丸くなった



銀時「A、今のうちにこいつほっといて行こうぜ」



A「あ、そうだね、銀ちゃん行こう」



お兄ちゃんなんて最初から放っておけばよかったんだ


つづく

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